ウォーレスノコギリクワガタ飼育記

飼育前2003時点での情報

名称 Prosopocoilus wallacei プロソポコイルス ウォーレシ、ウォーレスノコギリクワガタ 

生態 大きさ インドネシアのモルッカ諸島のセラム島、ハルマヘラ島、そしてハルマヘラ島の横の小さい島バチャン島などに分布 地図で見るとオビ島やブル島にもいそうなもんだが・・
70mmに届かない?良環境で育てたらでるかも?ハルマヘラ産に比べてバチャン島産はどこかが赤っぽい?らしいが詳細不明 産地でなくて個体の変異かもしれないし  羽化させて比べたい

特記事項 高価だったがずるずると安値に移行しつつある

入荷状況 ハルマヘラ島産は多くなったがバチャン島は少ない 多分2003/09現在 山崎オオクワさんしか入荷してないと思う

飼育本から
webから
無し・・でも羽化個体の画像はどこかのsiteでみた



幼虫飼育編


ウォーレス、レフェルト、モイニエルハスタート・・いずれも私は好きでない これまで掲示板で書いてきた
今も好きか?と聞かれたら・・ キクロの方が好き、ドウイロやパプの方が綺麗と答えるだろうが・・
やはり画像を収めるには飼育が一番・・私の希望・・というか最終目標は入手出来るクワガタの変態過程を全て収めることなのだから・・

んで・・・・ウォーレス・・  まだまだ高い種ではあるがビッターズには思いのほか安く入手できる
なので3頭セットを入手する 死着保証が無いので、おまけで1頭ついてきたが・
2003.08.07
届いたのは1齢2 2齢2の
4頭問題なく生きて届いた

1000ml瓶に某ショップの添加剤発酵マットを
使って飼育する
一ヶ月ほどたって 様子を見ると・・ すでに2齢と3齢? 落ちることなく順調のようだ なぜか確認して翌日 デジカメで撮ろうとすると見えなくなるので
近況画像はなし
2003.9.22
3齢?かな?
1000ml瓶では狭いような狭くないような・
体長の全体が見えないのでどうにも・・

そして2003.09
山崎オオクワに入荷していたがず〜〜っと
店頭にあったバチャン島産の
ウォーレスの幼虫が売りにでる
60頭ほど採れたそうで一般的なノコギリと同様多産なようだ

店頭にあったのはすでに売れ残りに近くなってしまった8頭程度
聞くとまだ3setしているそうなのであせることもないようだが・・
ある理由で購入
それは同時並べられてたスペクタビリスの幼虫が菌糸瓶投入で売られていたこと
私はノコの菌糸瓶飼育はほとんどしない 安易にマットで管理するだけ十分な大きさに
なるからだが・・ スペクタビリスは10〜ほど羽化させたが大歯はでなかった・

で・・「ノコギリには使った事がない」と云われていた山崎オオクワさんの菌糸瓶「プラウド」への
投入で売りに出されていたことでノコギリの菌床飼育に興味がでたからだ
なので若齢から菌糸瓶に投入したらどうなるのか?ショップの方でさえデータ不足で
なんとも云えないそうだがやってみることにする

ちなみに「プラウド」のオガはエノキであくまで「オオクワ」向けとして作られた菌糸瓶だそうだ
2003.10.25に山崎オオクワさんから残っていた幼虫を購入

前回の購入時 まだ3セットしているとのことで在庫が増えていると思ったが残念ながら
産んでなかったとのこと
コレでバチャン島産は無くなったか・・

1齢〜2齢だが1.5mlダルマ瓶に投入一回もマット替えせずに
羽化できることを期待してなのだが・・どうかな?

で転じて今度はハルマヘラ産

 秋も深まる’03、11月
瓶に投入から3ヶ月ぼちぼちマット交換か?と思って開ける
マットは菌糸瓶と違い劣化の具合がわかりにくい
♂かな〜 同時期に確認していた
モイニエルよりもだいぶ 小さい

両種とも70mmを超えるか?
超えないかだろう?

もう少し育ってくれなねえか?

♀と思しき個体は蛹化体制
それも2♀ ♂は間に合うのか?
2003.12.14
前回の11/8から一ヶ月

無事に羽化でも すでに羽化してる
モイニエルよりは小さい

ビソンやファブリースに近い大きさだ


おめーは 早く蛹化しろ!→
転じて菌糸瓶の具合は?
気温が下がったら 菌糸瓶から
子実体(きのこ)がうようよ

しかも 瓶底には水がどぽどぽ・・
どうするか?

まずは確認か?
ほじってみたところ
まったく瓶の表面には幼虫が見えなかったが
底部に2齢後期に加齢している
幼虫を発見 あとの瓶も姿は見えないが
加齢していることを願い埋めもどす
そして・・そのまま・・一ヶ月・・ 温度はかなり低くなった状態で置いたまま・・
ハルマヘラ産は瓶が小さいこともあり温室に入れていたが・・
これじゃイカン!! 死んでるかもしれん・・

びくびくしながら確かめよう・・
最初に購入した5頭のバチャン ウォーレスの
うち食いカスが見えているのは2瓶のみ・・
(前回確認分を含めて・・)

慎重にカスカス ガリガリになった
菌糸瓶を崩すと・・

3齢登場!
だが・・・♀斑がないなのに・・・
この大きさ・・ちまっ!
結局 1瓶以外は3齢に加齢していたが
いずれにも♀斑が見えない・・全部♂?

それもすでに黄色く脂がのっていて
これ以上太らせるのは無理そう・・

痩せるのは仕方がないが
崩した菌糸瓶を詰めるわけにもいかず
某大手ショップの発酵マットを詰めて
上部のみ菌糸割りカスを詰める
この状態なら硬く詰めたら蛹化するだろう
幼虫が思ったより大きくないこともあり
1000ml瓶に移し変えたので容積が
小さくなったので温室に入れる

←ハルマヘラ産はまだ白いかな?
ところで羽化したハルマヘラ産♀
そのままにしてると瓶が
邪魔 取り出すか?
(2003.12.14 →)
2004.01.03
風邪で年末からダウンしつつも割り出す

小さいけど てかてかの新成虫

ハルマヘラの♂幼虫は
期待をしつつ成長中?

しばし寝てろよ
屋外にて羽化して撮影していたのだが・・

どうも以前撮影した個体と違う印象が・・

後翅の褐色の色がちがう?バチャン産ウォーレス個体に比べて
黒っぽい・・というかバチャン産が赤褐色に近いのだ
ハルマヘラ産と違うところとはここなのか?

たまたまこの個体のみの違いか?あるいは確実な産地による違いかは
比較サンプル個体が少ないのでどうにもいえないが・・
2004.02.19
ハルマヘラ産の♂
1.5L ダルマ瓶から1000mlに
移し変えた個体が蛹化体制に・

2004.02.28
未明に蛹化
さすがにまだ白いしろ〜い♪
アゴが・・大歯形だね
幼虫の大きさは存外小さいのに
大歯になるんだね
2004.03.01 →

蛹の状態が固くなったので
蛹室を転がしてアゴの状態をみる

大歯?かな・・・

ただ・・・モイニエルに比べて
幼虫も小さかったが
当然それから蛹化した蛹も小さい
それも ファブリースやビソン並み・・
「アリス館 世界のクワガタムシ」にあった
標本画像を見た時に
モイニエルハスタートのように
「横幅が広い巨大種」という印象が
あったのだが・・
どうやら「ビソンタイプ」のノコギリであるようだ

長歯になるとかなり華奢な感じになる?
転じてバチャン島産

← 2004.02.29 蛹化している♀
バチャン島産の方があとから、
しかも弱齢で入手したのに・・
ほぼ同時期に蛹化となった
ハルマヘラの♀は遥か前に羽化したが・・ 

2004.03.21 蛹化していた2♀が揃って
羽化 30mm前半かな?→
ついでにバチャン産♂の様子を確認
蛹化してるけど 壁面のカビがどうも・・
うかを待つまでに蛹にカビがうつると死ぬか?
なので上部から掘り進み取り出すことに・
蛹は大きいがあごは完全な長歯でないな
で以前、奈良オオの福袋に入っていた
木製の人口蛹室に移すのだがこれが
単に蛹を転がしておくだけではダメなのか
乾燥のため蛹はカサカサに乾燥して
萎んでしまった・・・

ハルマヘラ島産の♂は羽化に向かう
2004/3/26
羽化直前の様子
2004/3/28
羽化後にまだオオアゴを起こしてない状態
このあと血液が送り込まれて圧がかかり
アゴが前に持ち上がる
2004/4/2
まだ赤いながら体はすっかり固まってきた
幼虫の大きさの割にアゴが長くなったので羽化後の大きさは期待できるかとも思ったのだが
後に計ると結構 拍子抜けの大きさだった
2004.04.02
上のハルマヘラ島の確認のついでに
バチャン島産も割り出す
外からうまく見えなかったが羽化してあまり
時間が経っていなかったようだが
アゴが短いが横幅はありそうに見える

♀との羽化のずれは思ったよりもひどくは
なかった



ウォーレスノコギリクワガタ飼育結果