スペクラリスノコギリクワガタ飼育記

飼育前の時点2004での情報

名称 学名 Prosopocoilus specularis スペクラリスノコギリクワガタ あるいはスペキュラリスノコギリクワガタ

生態 大きさ ファベール(フェーバー)ノコギリよりは少し大きめらしい ジンバブイエ カタンガ タンザニアに分布するアフリカンノコ
ファベールに似ているがあごの湾曲は本種は少ない

特記事項 滅多にみない ビッターズオークションで本種の累代♂のみの販売を見かけたことがある

入荷状況 あまりない、私が購入したのはクワガタスターズ東京さんのMoriya氏便ということで そのとき14ペアといわれていた ちなみにそのときペアで\5-60000していた 別ルートでも入荷しているとは思うがもともとマニアックな種なのでそれほど多くはないだろう

飼育本から
webから
全く情報なし ただ形態はファベールに酷似しているので飼育は簡単と思われる


2004.04.18 KUWAGATA STARS TOKYOさんから届く
今回のアフリカ 守谷氏便でミラビリス ウムハンとともに入荷
ミラビリス ウムハンは累代が成功しつつあるので本種を購入 高〜〜い!! 
でもフェーバーのオークション落札価格を鑑みて累代に成功すれば格安になるかな?と思って打算的に購入

データは南タンザニア産 現地キャッチャー捕獲の 守谷氏同定済みの個体 中歯形ペアとのこと


産卵セット

ケース 個体の大きさに比してでかくなるが材を複数入れたいので中ケースをセレクト

細い径を使うが多少堅めと柔らかめの2種をいれた  わずかにマット表面に露出させた

マット 使い古し・・発酵マットを屋外に放置してカラカラに乾燥していたものに加水して使用

ほか 特になし ただ暑くなってくるのでマットの乾燥を防ぐため少し多めに加水




これまた以前のファベールと同じでちょこまか
動いて撮影がしにくい

両種の違いはアゴの湾曲だけかと思っていたが
カラーリングはまるで違うし
前胸縁の形も全く異なる 区別は容易だ
上記のセットで飼育セットを組んで 当時の外気温ならなんの問題もないだろうと思い屋外に放置
材の乾燥で折角卵を産んでも乾いて腐っては大変と思い こまめに霧吹きをかける

高額なこともあり産卵を確実にさせるため セットをいじるのはやめてじっくり待つことにする

マットを掘り返すのは気が引けるので転倒防止においていた樹皮をひっくり返すと潜んでいる姿を観察できたが
新品のゼリーを置いても首を突っ込んで食べているところが見えない 小食?
それとも4月-5月の温度では低いのか?とも思ったのだがそのまま放置 暑い日もあるしね・・

しかし2ヶ月近く経っても壁面に幼虫が見えないままで産卵まだかな〜〜〜と思いつつ ケースを覗くと・・
2004/5/29 ♀死亡確認
ワイルドだから仕方がないかな?  それでも 一ヶ月半ってのはねえ・・・

この日もまったく材をいじらず産卵されているであろう(と希望的に思ってるが・・)
卵が孵化するまで待ったほうがいいと判断
40日に程度ではまだ孵っていない卵も多いだろうしね

思えば♀には符節欠けはなかったが擦れで表面に傷があったので 野外でそれなりの期間
すごしていたのかもしれない
♀死亡確認から2週間ほど経った2004/6/19 ♂をカップ飼育に変更しセットを調べてみることにする
マットには幼虫が見えてこないので焦っていることもある
埋め込んでいた3本の材
材の状態は水分多すぎず 乾燥しすぎず
いい感じに思える
材の表面にマットが付いているのは
産卵痕のあとで毛羽立っているので
うまくマットが除けなかった
材の端近くを爪で軽く剥離してみる
やはりマットがうまく除けなかったしたには
産卵孔がみえる
糞がある行動を見つけておっていくと
1齢幼虫確認
セットして丁度2ヶ月であることを考えると
割と間をおかずに産卵していたのでは?

表面の産卵痕を→ 一枚剥ぐと→ この通り→

見た目はもっと産卵してそうだが6箇所にならんで産卵孔がありました
他にも→こんな感じ
産卵木はホダ木に再利用なので菌コマを埋め込んだあとの穴から産卵している場合もある
多種でも確認しているが産卵セットの際には菌コマの穴をきっちり掃除してからの方がいい

ただフェーバーでも同じことだだったが産卵痕、産卵孔の数のわりに回収できる個体がかなり少ない
それにマットの中を調べてたがマット中に卵は発見できなかった(ただ明るい色のマットなので卵の色に近くて見逃している可能性もある)

いろんなクワショップHPを見ているとフェーバーは〜マットで産卵可能と書いてあるところもあるので
適したマットがあるはずだが・・ 今まで本種とフェーバーは材でしか産卵できていない

材3本を使って1齢15頭ってのはどうもねえ・・(内1頭は潰したし・・) フェーバータイプのノコの課題はマットに産卵させて孵化・回収率を上げることかな?

取り出した幼虫は弱齢ということもあり なるべく微粒子の方がいいと思い バクテミックスで飼育
高額な種ということもあり 1齢なのに430mlカップで飼育 別に容器が大きければいいもんじゃないだろうが
小カップだと乾燥が一気に進むことも考えれるので大きいほうが安心だ 夏場で温度も高いしね

6月中ばで暑くなるのはこれからだがなるべく温度が低い床に近いところに置く


一ヶ月たった2004/7/11に確認する

個体ナンバーA-6  状態の確認と加齢した2齢を画像に収めることが目的だ
問題なさそうなので埋め戻す

他の個体も確認したが 割り出し時に潰した1頭以外の14頭すべて生存していた
やはり バクテミックスは有用性が高いと思う しかし2005に製造・販売は中止になってしまった

再度販売してくれないだろうか?
あとはマットの劣化がないならそのままで・・ただ以前 気がつくとマットが食い尽くされてカップ内が空間だらけになっていたことがあったので
3齢の初期くらいにもう一度マットを替えるか 追加して硬く詰めなおす必要があるか・ 

変化があったのは 2齢の確認時から三ヶ月たった2004/10/12

毎度おなじみのクワガタまとめて管理時期、正月の3日とお盆休みの最終日のうち お盆の休みにマットを硬く詰めなおすことはやっていたが
マットの追加はしていない それでもそれだけの容量のマットで蛹化できるようだ
A-9 まだ蛹室を作っている最中
こんなへんてこな角度でいいの?
A-6
カップ底で蛹化していた♂
親虫は原歯形みたいだったが
これは大歯形か?
A-3
これも結構 偏った角度の♀蛹室・
水分が多いなら底にたまらないように
作るかもしれないが むしろ乾燥気味だと
思うんだが・・ ちゃんと羽化するのか?
←A-11            A-5→

この日に確認したうち

8頭が前蛹 若しくは蛹化していた

6月に1齢で割り出して4ヶ月程度った10月で
蛹化・・・・羽化まで一ヶ月と考えると
5-6ヶ月で羽化することになる

あとは休眠期間がどうか・・
2004/10/24

急角度で蛹室を作っていたA-3
無事にメス羽化

2004/11/7

♂も羽化が始まる  A-5♂
まだまだ体も赤く 体のツヤも出ていない
とりあえず大歯形は初めてなので
取り出してみよう
手のひらの上に乗せたがちんまい・・
これで大歯形・・ 大きさは30mm

以後羽化待ちとなるが
まとめて割り出すうち 
外から見えないとおもっていると
蛹化に至る前、或いは羽化に至る前に
死んでかびているものもある

個体ナンバー7

そんな個体が3頭出たが
11頭/14頭が羽化に至った
最後にスペクラリスのカップ確認をしたのは2004/11/13

  
この日に全ての個体を確認したが 内訳は♂7頭 25mm-31mm ♀4頭 すべて21mm 計11頭であった


以後続く

スペクラリスノコギリクワガタ飼育結果
両生類・爬虫類ならビッダーズ!