シェンクリングオオクワガタ飼育記

飼育前 2000時点での情報

名称 Dorcus schenklingi ドルクス シェンクリンギ、シェンクリングオオクワガタ、単にシェンクリングと呼ばれることが多い 

生態 大きさ 台湾の高地 以前はかなり希少種だったが結構入ってきている 当地では保護されており国外持ち出しには厳しい 近年中国にも生息してることがわかっている
一般オオクワガタと同様 夜行性で洞に潜むようだ 見た目デッカイコクワか オオクワとコクワの中間種みたいだが かなり大型になる

特記事項

入荷状況 前項の項のとおり当地で保護されているのでワイルド入荷は少ないが累代品が多く出回っている  割と安価になってきている

飼育本から
webから
アンタエウスが台湾で特化したと云われている 標本画像ではそんな気はしないが生体を見ると頷ける気がする
アンタエウスと同様 柔らかめの材で容易く産卵するらしい
♂は凶暴でオオヒラタ同様に♀殺しをするらしい




2000 成虫飼育で♀が脱走?したため幼虫を購入、売れ残っていた所為か安くなっていた 2♂1♀と書いてあったのだが・・



2000/7/25に近所(といっても隣の市だが)のペットショップに こんな田舎なのにシェンクリングが売っている!と思って興味深くみてると
価格も安かったのでついつい購入  幼虫の販売は2♂1♀の3頭セットでこのセットで終わりとのこと

購入した 1頭を菌糸瓶で飼育しようと 菌糸塊を崩してコーヒー瓶に詰めた物に入れた 
残る1♂1♀は購入時のまま800mlマヨ瓶にマットで飼育する

2000/8/5に菌糸瓶に入れたものが死亡 十分に菌糸が回ってから(白くなってから)
入れたつもりだったが?どうも菌糸が安定してなかったようだ

そうそうに購入した幼虫が1頭死亡したことに焦って  同じペットセンターにあったペアを購入することにする
HPなどより安かったので産地を尋ねて台湾産であることを確認して購入、ただし累代ものらしくFは幾つか不明との事

2000/8/31に購入してセットする

シェンクリングオオクワガタ産卵セット

ケース プラケース  特大

国産オオクワの産卵セットで使用している「三枝椎茸園」さんの材を使用
縦に四本ほど並べて マットを材の表面が隠れる直前まで埋める

マット くわがたショップUndoの埋め込みマット

ほか 宮下紹介 ミラクルゼリー 樹液タイプを使用
温度など・  涼しいところが良いとのことだがクーラーもないのでそのまま屋外に放置
熱のこもるのを防ぐためにナイロンでなく 新聞紙を挿む


一ヵ月後に セットを確認・・しかし? ♀がいない?材も削っていない?
オオクワならこれで産んでいるのだが・・いささか落胆

(2006の今から考えると新成虫なのでブリードが可能なほど成熟していたのかは不明だ)


幼虫の方は 購入した♂2♀1のうち1♂はすぐに死んでしまったわけだが残りはマットの入れ替えをする必要はなく、
2000/9/12に前蛹に、そして9/18に蛹化した 2000/10/26にこの個体は羽化 室温飼育の所為か蛹の期間が長かった
もう1頭も10/7に蛹化 しかしさすがにそろそろ室温が不味いと思ったので温室に・
・しかし羽化したのは11/22 こいつも羽化までに一ヶ月以上かかった しかも♂と書かれていたのに♀だった・・

とりあえず瓶から出してカップに移して温室管理・・ ずっ〜〜〜と体色が赤いままで 黒くなるまでに時間がかかった

多分温度が低いせいではないかと思われる




成虫は屋外に放置したままで秋が足早に過ぎていき もう2000/11/18
そろそろだけにして厚めに堅く敷き直す必要があると思い一旦セットをぶちまける

この日まで屋外のガレージに置きっぱなしにしており セットをぶちまける前にケースの側面や底面を見たが幼虫は見えない

ふちまけてみたがやはり♀はいない 蓋はがっちりとしまってはいたが中ほどあたりのところから抜け出して逃げたのだろうか?
♂に殺されたのなら死体があるはずなのでたぶん逃げたのだろう・・  材をほとんど埋めるためにマットが多く入れたのが徒になったか?


残ったオスはそのまま越冬させることにする
以前の「月刊 むし オオクワ特集号」ではシェンクリングの飼育が載っており冬場は加温されていたが
おそらく変態中でなければ大丈夫だろうと思い そのままに屋外に放置する

なぜかというと本種を飼育する前に台湾シカクワガタの幼虫を屋外にて飼育したが冬を持ちこたえたためである
同じ台湾産ならいけると踏んだ

冬場に加水するためにマットをほじったが問題なく生存しており 今年6月中ごろに活動するまでマットにもぐったままだった


羽化した♀2を昨年と同じセットに入れて飼育した

♂が♀を殺す・・事は当初はなかったが
キクロなど他の飼育種が増えて 餌をやるのを忘れていたところ飢えの所為か2001/7/15  1♀が粉々にされて死んでいた
1♂2♀でも二ヶ月は何の問題もなかったのだが・・



そして更に8月中もずっと餌を忘れて飢えさせたら残っていた♀が死んでいた ♂に噛まれた後がなかったので単純に飢えの所為と思われる
材は二本に齧ったあとがあったのだが 産卵は?と思っていたらマット下部より3齢の幼虫1頭確認 
かなりいい加減な飼育していたが産卵はしていたようだ  以上に小さい幼虫だが・・


この♂は餌の補給忘れの飢えにも、夏の常温の暑さにもたえ 翌年の2002/5にも符節カケもなく生きていた
2002/5/5
←画用紙の上で撮影したら標本っぽく写るかな?と思っていろいろ試していたときのもの

結局影が必ず映るのと足や体についた土が画用紙に落ちていまいちなので
画像館コンテンツの撮影の形式としては使用しなかった

羽化して2年経ってもこれだけきれいなのは珍しいと思う
国産オオクワは2回も冬を越すとアゴ先が磨り減ってくるがこれはあご先もとがったままだ

しかしこの夏もまたもえさわすれをしていまい結局は餓死




シェンクリングオオクワガタ飼育結果