パハンホソアカクワガタ飼育記

飼育前   2001時点での情報

名称 Cyclommathus pahangensis chaingmaiensis キクロマトス パハンエンシス チャンマイエンシス、チェンマイパハンホソアカクワガタ、通称パハンと呼ばれる

生態 大きさ 基亜種はマレー半島パハン州にいるが タイに亜種も生息している 40mm程度が最大の種
詳しいことは不明 ただタイなどではサルティンと同じく個体数も多い普通種のようだ

特記事項 キクロマトスは幾つかの特徴で分けられるが ツヤホソアカ系と呼ばれるようだが? 前羽が美しいが薄くて華奢

入荷状況 5月ごろに入っていたが現在はない そもそも現地でいつ発生しているのかも不明・・割とよく産むのでそろそろ累代個体や幼虫が売りに出されてよさそうな物だが・・
値段については安かったり高かったりするが入荷数が少ないので欲しかったら即買いしないと後悔する

飼育本から
webから
ツヤホソアカ系のものを書かれたものは特に見当たらない だがミニスゼッチなどの種が簡単に増えると聞くので飼育難度は低そうだ・・  (後にミニスゼッチの実物を見てツヤホソアカ系でないと知る)



成虫採卵編

2001/5/1 KUWAGATA STARS TOKYO(以下クワスタさん)から購入して飼育に入る

飼育個体 パハンホソアカ亜種 Cyclommathus pahangensis chaingmaiensis
       タイ北部 ウイアンパパウ 4月中旬に採集されたもの



産卵セット

ケース 中ケース

埋め込み材などなし 転倒防止用として材の切れ端と皮を入れる程度

マット 発酵済みマット

ほか 市販ゼリーを半分に切って使用
他キクロと同様に♂♀一緒に飼育する  屋外のガレージに放置した
なお購入時にクワスタさんに温度を聞いたところ23度くらいでは?ことだった



はっきり言って華奢!! 
とにかく今が夏でなくてよかった・・
♂はマット上をウロウロ、
♀はマットに潜ったまま、
他のキクロと同じ行動である
昼間は皮の下に潜むことが多いが
夜に見に行くとゼリーを仲良く食事中
夜行性だろうか?

そんなこんなで順調に飼育を続けるが・・採卵はなし・・と♀が転倒防止の材に穴を掘って潜んでいるのを確認!
材産みなのか?と思い丁度入荷していた「ONE POINT」さんから同じタイ産を購入し 今度は軟材をマット内に埋め込むセットを組んで挑む・・

2001/6月に入るまでに2回セットを確認したが全く卵がない
半ば諦めていたがHP「キクロファン」において他の方も産んでいないと聞いたので産卵時期に入ってないのかと思い待ってみる

ぼちぼちキクロファン上において産卵報告が出ていた6月中旬 あせってきたのでセットを暴く
取り合えず材を埋め込んだ方から確認すると・・
産みたてのような卵を確認!   取り合えず7個確認!

この日はこれで終えて 次の日に材を入れてないセットを確認してみる・・すると・・

ケース側面から幼虫発見!!期待をしつつ 暴く!   
今回は1齢もおり 幼虫11頭、卵8個確認!


以降双方のセット共に産卵が続いたが  7/5から♂2頭 ♀1頭相次いで死亡 
餌が乾燥していたので餓死かもしれない  ♀はバラバラになっていた 死ぬまで屋外に飼育していたが かなり暑くなっていたのだが・・
その所為かもしれない
2001/7/26現在♀1頭を残すのみである 

産卵については7/26に1頭確認したのが最後であるが・・
結局材なしセットから37頭 材ありセットから22頭を得ることが出来た  これを元に幼虫飼育に入る

幼虫飼育編

2001/6/16に最初に得られた卵から 現在まで得られた幼虫は全てカップで飼育
「スカラベ」さんから購入した100mlカップで飼育している
マットは成虫セットで使用した発酵マットを使い
幾つかは粗めのメタリフェルで飼育している「ドルクスショップUndo」さんから購入している埋め込みマットを使った
このマットはメタリフェルなどで十分結果がが出ている

しかし幾日か経って孵化状況を確かめたところ埋め込みマットを使った物は消えてしまっていた
マットが荒めだったのでカップ内で蒸れてダニが発生したのか? 取り合えず全て同じ産卵セットで飼育したマットに切り替える

8月某日・・・ 真夏日が続く2001夏・・プリンカップに入れてダンボールに詰めて各種幼虫を飼育していた・・
しかし中身を改めると・・壊滅!! 溶けていた・・・

生存していたのは5頭程度・・しかし体が透明で食べていない様子・更に一週間後に確認すると一頭を残して死滅・・

たった1頭の飼育を続ける

そして十月・・クワガタのネットを通じて某氏からスベールとの交換話が成立!

ありがたいことに5頭交換して頂いて累代に挑むことにした
今回のリベンジパハンは同じタイ産だが ウイアンパパウでなく チェンマイ産とのこと
同じ亜種なので産地が違うが温度に気をつければ累代出来る・・と信じて挑む

今回は暑さに配慮し、まだ状態がどうなるか分からない簡易温室に置くのを避けて
アルミ温室に置く、スペースが無いが そこはそれ!無理に詰め込む!
カップは200mlカップにしてマットは添加物発酵マット 23度程度の温室上部に配置してそのまま様子を見る

届いた状態は全て3齢だったが 1月中旬・・カップに蛹室が見え始める 中をあけてデジカメに収めたいが 無事に羽化させるためガマン・・

そして2月・・蛹室が見えて♀らしき蛹がクルクル尻を回してるのを見てから2週間・・もういいだろうと 開けてみる

2002/2/3 その日は来た・・

蛹室を割る・・しまった・・早かった・・   オズマのような・・見えない程の腰のかいて〜〜ん・・・・・  やっと止まったら背中向けやがって・・
次のカップに・・ ちっ!! まだ蛹か・・とにかくパチッと・・  おっと次は羽化してるぞ・・いいサイズだ 25ミリ近いか? よく見えん・・出て来い!!↑ 
次の繭を割る・・よし!! ♂だ!! 更に開けるっと・・  媚売るように首をかしげる♂  うむ・愛い奴のよぅ♪  しかしこのあと暴れまくる
一番最初に確認した ♂の蛹・・ 2/3でこの状態なのに2/7には羽化していた・・かなり早い変態だった おかげで羽化の写真は取れなかった・・
G-STAGさんは蛹化まえの前蛹時期が長いカキコされていた 温度の関係だろうか?

2002/2/9更に羽化
カップ底にいるすっかり羽化した♂ こんなアングルだとアゴの大きさが引き立つね だけど手に取るとこんなん・・ ちまっ・
だけどこれで結構大きいんだよ
2002/2/20
どんどん羽化
これらは既に体も固まっているので
あとは後食がいるはじまるか

そういった情報がないが蛹室から出した個体が
ちょこちょこ動いて暴れまくるので
すぐ後食するかもしれないので
一応は確認後はゼリーも入れておく

2002/3/8当たりまで羽化ラッシュは続く
最初に羽化確認したものは
すでに一ヶ月たっているわけで・

200mlカップでずっと管理していても
仕方がないので カップリングを行うことにする

2002/4/14の様子→
ゼリーを補充して翌日
これってメイトガード?かな
こういう体勢は前に逃げた♀をバキって
挟みそうでドキドキするね
セットはこんな感じだ
昨年はプラケース小だったが
今年は更に容積が少ないコンテナQ-BOX10で
セットを組んだ なので樹皮一枚で
マット表面が覆われてしまう

セットして2週後に確認したが既に卵あり
やはりトップマットは有用だネ

一応 採れないと困るので昨年と同じ
プラケース小でもセットを組んでおり
5月には採卵を確認している
2006/5/16
Q-BOXのセットを暴く

4月に確認していたとき卵もあったので
当然幼虫もいる

だがまだまだ卵での回収が多い
前回の卵割り出しと今回の卵と幼虫を
合わせて30〜程度回収
以後 成虫の生が続く限りセットを続けることにする
昨年の8月には高温で?幼虫が死にまくったが 今年は7月に入っても採卵が出来た
2002/7/7
1齢幼虫 暑くなっても7月最初なら卵も大丈夫? 既に3齢に脱皮のもいます
2002/7/10になるとまだ成虫も元気ではあるのだが
さすがに羽化して3ヵ月以上も経つと
脂?が浮いてくるのか
上翅が汚くシミがでてくる

♀も羽化したときに比べて
色濃くなってきた・・

まだ頑張ってくれるかな?
2002/7/27に
セットの確認をしたが
3齢の状態の個体を確認
セットの中の幼虫は無事なのに・・


2002/8/29

昨年のときと同様
個別のカップ飼育は死亡個体が
続出しはじめる

ああっもう温室用クーラーが欲しい・・
2002/8/29
しかしながら続出しても
全滅というわけではなく
同じカップ飼育でも
この通り無事に成長しているヤツもいる


酷暑さえ乗り切れば
2002/11/16

このとおり丸々太った幼虫となる
卵や幼虫が得られた時期が長い期間にわたっていたため ただでさえ雌雄の羽化ズレがあるのに
今回はさらにずれ込んだ
翌年 2003/2-3になるとほとんどが羽化してきた
これで累代は一回り 以上で飼育を終えて出品で手放した

パハンホソアカクワガタ飼育結果