ニルギリギラファノコギリクワガタ飼育記

飼育前時点での情報2005/9において

名称 学名 Prosopocoilus giraffa nilgiriensis プロソポコイルス ギラファ ニルギリエンシス、ギラファニルギリ亜種、あるいは南インドギラファなどともいわれる
インドギラファといいたいところだが 北東部にはssp giraffa がいるので「インドギラファ」というとどっちかわからん・・ やはりニルギリギラファのほうが解りやすいか・・

生態 大きさ 世界のクワガタムシ生態と飼育 では♂62.2-101.9mm  ♀44.4-45.2mm とある

熱帯雨林のクワガタムシにてインド ロワーナドゥガニ Lower nadugani にての採集の様子が書かれている 大木の上部に集まる本種を樹に石をぶつけて採集するとのこと ちなみに当地の標高は500〜800mと書いてある
世界のクワガタムシ生態と飼育では700-800mで霧が多く、10℃以下になることもあるそうだ

特記事項 亜種分化されているが記載文はたぶん1991の月刊むし にあるのかな? 是非みたいが・・・・
亜種間の違いはBE KUWA NO.10を参照

入荷状況 以前にレインフォレストビートルズのロワーナドゥガニ産やその購入累代個体を見かけた 他のルートでも入ってきてるようだ

飼育本から webから 世界のクワガタムシ生態と飼育 外国産クワガタ・ガブトムシ飼育大図鑑 BE KUWA NO.10
 熱帯雨林のクワガタムシ  など参照
ごく普通に産卵し、菌糸瓶が有効であることはよく知られている





羽化を目指せ編

ダイスケギラファを入手し、新たな亜種が欲しくなった その理由は♀の違いが知りたいから
ケイスケギラファの♀とボロブデュールギラファの♀は胸部の縁の突起の有無など違いがあるが
BE-KUWA10号にはあまり明確な違いは示されていない できれば記載分を見てそれを元に比較したいが どの本で発表されたのかわからないし・・

で格安で入手できるビッターズオークションで入手する
2005/9/4届く 3頭セットでもう既に黄色くなっており 蛹化まであまり時間が無いようだ
幼虫は 3頭の内 ♂1頭 ♀2頭で届いた

ギラファは巨大種とはいっても ♀は600ml広口ビンで十分羽化できることは
スマトラのボロブデュールギラファフローレスギラファでも経験済み

なので♀2頭は ガラス広口ビン600mlに、♂はブロー容器1.5L に入れる

なお既に黄色くなってきているためこれ以上の成長は望み薄なので
あまり栄養価がないと思うが 奈良オオクワの埋め込み用マットを使用した

なおフローレスギラファは夏に強かったことから 別に水につける水冷処置はせずに
そのまま常温で飼育
以降 変化があるまでは別に追記の必要もなかったはず・・なのだが 飼育場所に入ると やたらギイギイと音がすると思ったら
♀の幼虫がガラス瓶の蓋の空気穴などを齧りまくっていた 暑いのだろうか? 
瓶の中を暴れまわるせいか 空気穴から詰めたマットがやたらと溢れている・・
♂も同様で動き回るせいで容器の中のマットはやたらと空間が出来て 糞などがあまり見えないので
このまま食べないまま 暴れてどんどん痩せながら死んでいくのではないのか?と思い
カロリーマットかスーパーカロリーマットと購入しようか?と思って まずはそれまで幼虫を別の容器に移そうと考える
購入した たった2週間しか経っていない 2005/9/20に確かめると 2♀の内1♀が蓋の下に蛹室を作り始めていた
暴れまわっていたものの 蛹化に至るなら文句はない そのままいじらないことに・
なおその数日後にはもう一方の♀の瓶底部に蛹室を作り始めた
2005/10/13

2♀とも蛹化した状態

←先に蛹化した蓋の下に蛹室を作った個体
→撮影前日の2005/10/12に羽化した♀

大きさは亜種間でそう違いはないのか

これまでの飼育したギラファと変わらない
2005/11/4

♀はまだ羽化に至らないが
♂も蛹化体制に入ったようだ

これくらいのずれだと例え 体長の違いから
♂の方が成熟が遅いとはいっても
ギラファの寿命から考えて
カップリングには支障はないと思われる
しかし これが後にぬか喜びになるとは・・

この時点では
飼育中のダイスケを含め、いくつかの
ギラファ亜種の比較が
デジカメに収められると思っていたのだが・・
2005/11/12に 1♀は羽化してしまっていた
しまった 蓋の直下の蛹室のため
マメに確認してなかったので
羽化直後の画像撮り忘れた・・
なのでもう一方の♀を撮影することに

←2005/11/19 羽化直前かな?もうちょい?


2005/11/23
羽化中の♀
二日後の2005/11/25
ほっ・無事ディンプルもなく
固まってきてるな

2005/11/30
先に羽化していた個体ナンバー2は
既に固まっている
ピンセットでひっぱり出してきたがすっかり
腹も翅に収まっており
体長も48mmとまずまず・・

あと新成虫で確認しておきたいのは
前胸の前角(青い点内)

亜種記載分でも♀の特徴の説明に挙げられて
いるのでワイルドは擦れなどがあるので
新成虫での状態を確認しておきたい
さて・・11/4に前蛹で以後蛹に
なっているのを確認した個体ナンバー1・
蓋に近いところに蛹室を作っているので
蛹の画像を撮ろうかと容器を確認すると
蛹室内に黒いものが・・
おおっ!?もう羽化してるのか?
と思ったら・・・ 
2005/12/07


う〜〜ん・・オオアゴの最後の先っぽの
皮が脱げてない? どうやら蛹化しきれて
なかったようだ・・
2006/2/24  すっかり活動を開始している個体ナンバー 2と3・・
どうしよ・・♀しかいないが・・
いずれ♀と♂の交換で掲示板で募集でもしようかな?と思っていたのだが

広口瓶のままで飼育していたところ ゼリーを食い尽くすと
蓋の空気穴をガリガリと齧りまくり アゴ欠け個体になってしまった・・
これでは交換に応じてくれる方もおるまい・・
では♂単品の販売に賭けたいところだが 探しているときに限ってビッダーズでは見つからない・

なのでいつ♂が手に入るかと それまで♀の寿命がもつかとの兼ね合いもあり
結局新たに幼虫を購入することにする
鈴木知之氏が直接採集した個体の累代物でインド ニルギリ高原 ローワーナドゥガニ産とのこと
以後 ♀成虫は これ以上のアゴかけを防ぐために 幼虫が食べて空き瓶になったPPボトル850mlを使って2頭を飼育する
これなら蓋まで高いので齧ることはないだろう

2006/4/6 落札できた5幼虫が届く
親虫は ニルギリ高原の♀累代と同じニルギリ高原産ワイルドの♂(奈良オオクワ販売)のものをかけて得られた個体
新たなF1とのこと
カップで届いた幼虫は当日はそのままで翌日から別容器に移す
ある方から間違ってブロックでなく、箱で注文して余ったのことで譲っていただいた
そのトレハロース配合の菌糸瓶を1000ml ハチミツ瓶2本と600ml広口瓶3本につめ
5頭とも菌糸瓶飼育にすることにした

本来は菌糸が回って全体が白くなってから虫を投入するのがセオリーだが
面倒なので菌糸が回るまでに幼虫を投入 だが菌糸部分にいれるのでなく、瓶の上部2cmくらいは
幼虫が入っていたカップのマットをそのまま入れたので菌糸になじまないなら
マット部に逃げることができるので 問題ないかな?

しばらく様子を見る 当然 この時期は温室管理だ
以後菌糸が白く回り始めた
↑2006/5/1の様子
菌糸は回って白いが上部マット部には菌糸は回っていない 幼虫は5頭ともそのマット部に留まったままである
4/7に移してすでに一ヶ月近くが経過しているのだが・・ 中にはそのままマット部にて2齢に加齢している
ラフェルトの飼育のように菌糸があわないようなら早めに取り出してマット飼育にきる替えるべきか? 2齢幼虫がこのまま菌糸部に潜らないようなら
移すことにしよう

2006/5/12に 脱皮後、加齢して落ち着いた幼虫が菌糸部を食べ進み瓶底部に居ることを確認
 今のところ1頭だけだが いずれ他の幼虫も
菌糸部を食べていくだろう思い そのまま飼育することにする
さすがにゴールデンウィークも過ぎて加温しなくてもいいかとも思うがこれを書いている2006/5/13、
最高温度16℃くらい・・  まだ温室のサーモは切ることはできない・・  
2006/6/28
2月から後食を開始している♀個体は
結局 ♂を入手することができないままで
850mlのPPボトルで飼育
こんなままなら 2頭の♀のうち1頭を
♂と交換しようかと思ったのだが
♀だけで確実にニルギリギラファと私には
区別できないのでそれもできん・・

2006/7/29
PPボトルに敷いていたマットが糞やゼリー?の
せいかビチョビチョになって異臭がするので
入れ替え そろそろ活動開始から半年ほど経つ
せいか符節カケもある・
しかし 「高原」が産地のわりに34℃の中で飼育しても弱っているようにはみえないので結構暑さに強いのだろうか?

2006/8/14
今年も来ました飼育場が34℃の夏 やはりいろんな種が「夏」に負けていく
本種の幼虫5頭の菌糸瓶は何故か34℃近いのに劣化していないように見えるが いつグズグズになるかわからん
なので入れ替えることにするが・・

でも
←はともかく →はどうよ・・
これは菌糸をまったく食べてない・・ってことは?・・
嫌な予感・・
でもまあ 瓶をホジホジ・・

個体ナンバー7と5はやはり死んでいた

5月に確認したときに瓶下に潜りこんでいたのが
いたので安心していたのだが
2頭は菌糸の部分に入らずに上部の部分で
溶けて腐っていた
6月にもう一度確認するべきだったか?

600ml広口瓶のものも菌糸が表面にそのまま
残っており幼虫も見えなかったが無事にいた

3齢で大きい割には食いが悪いのか?
あるいはこの個体には菌糸ががあった居食って
るのか?
5頭のうち3頭は順調
でも菌糸が合わないってだけで2頭落ちる
くらいならマット飼育にしとくんだったか?

それにしても3頭が頭の大きさが同じで
全部♂?に見える

今までのギラファは♀斑がかなり明確に
分かるのだが・・  →
♂にも♀にも見える・・
ギラファは♀幼虫もデカイので
後期の幼虫でない今の時期は大きさから
ではようわからん
♀斑があるようなないような・・・
とりあえず 菌糸瓶はまだ劣化してはいなかったが 全て入れ替え
ブロー容器1.5Lに西日本こんちゅう社の上質発酵マットを詰めてセット 温度は相変わらず34℃環境のままで・・
たぶんまだ成長途中なのでこの暑さが続く間は蛹化にいたらないので大丈夫だろうってことで



ニルギリギラファノコギリクワガタ飼育結果



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