マキタギラファノコギリクワガタ飼育記

飼育前 2005時点での情報

名称 学名 Prosopocoilus giraffa makitai プロソポコイルス ギラファ マキタイ、マキタギラファノコギリクワガタあるいはギラファマキタ、マキタイギラファのなどと呼ばれる  産地からミンドロギラファとも        亜種名は蒔田増美氏に因む

生態 大きさ フィリピンのルソン島、ミンドロ島に分布
世界のクワガタムシ生態と飼育では♂47.5-103.0mm ♀の大きさは同所には載っていない

特記事項 上翅に強い光沢をもつ あご先のカギ状の内歯はあまり発達しないがダイスケのようになくなることはないのか?
大個体になるとアゴのスマートさが目立つ

入荷状況 入荷は皆無ではないが 入荷数が少ない  初入荷のときは結構な高値だった
ただ飼育の難度が低い上に決して少産ではないのでオークションなどでは安く手に入ることもある

飼育本から webから 本亜種 ssp makitai そのものの飼育記などは見かけないが他のギラファノコギリクワガタの亜種と飼育方法は変わらないと思われる



産卵目的成虫飼育

2005/12/18
届いた状態
当日一番の寒気が入った日でかなりの
冷え込み
だがカイロがカップの側に配置してあった
結構元気だ
だがこの画像を撮影するために
外に出すとたった5分程度なのに すぐに越冬中のコクワガタを出したかのように
足が硬直しだす さすがに最高気温が5℃程度しかない状態ではやむを得ないのかも・・



マキタギラファ産卵セット
マキタギラファノコギリクワガタ産卵セット
ケース プラケース中に コバエシャッターの蓋だけを使用した
以前のケイスケギラファは必ずしも必要はなかったのでマットだけの飼育にする おそらくケース底面などに産みこまれると思う
マット バクテミックスを使用した幼虫の食いカスを使用 これも以前に飼育したケイスケギラファで幼虫の食いカスの微粒子化したものを堅く詰めると
産卵していたことによる
ほか 問題は温度 ケイスケもボロブデュールも温度が高い方が産卵するように思えた 23-25℃程度は欲しい 今は冬場だが特にこの2005/12は
かなり強烈な冷えこみで温度が上がらない 産むかな?

2005/12/19にセットしたが12月中に産卵はなし・・

ゼリーは食べているようではあるがまだ活動してない?
あるいはゼリーが減ってはいることから♂もしくは♀のいずれかだけが後食開始してるのだろうか?

で1週間に一度日曜の餌替えの時にケースの確認をしていたが産卵しない・・ もっと温度が高くないとだめなのか?・・
同じところにおいているファブリースは産んでいるのだが・・

年明け2006/1/10に変化あり
ケースを持ち上げると

ケースの底面に卵を3つ確認

2006/1/15に卵の撮影のために
暴いて取り出す
見えていた 卵3個のみしかなかったが
まあ撮影も出来たのでよかろう・・
ただ 卵を確認したのは5日前の2006/1/10 なのに今も細長い楕円形・・ 卵割してない? 無精卵かな?・・
取り出してカップにマットをつめて卵を落とし 孵化まで様子を見ることにする

でそのときにマットの手で持ってみたが どうもマットの状態が思わしくない・・
なので数日前に届いた(スペクラリスの幼虫飼育のために買っておいた)EGのドルクスマットを使い、
またケース底に産んでいたことこから 材を入れて堅いところとマットの接触面積を多くする

すると・・たった5日後
2006/1/20

ケースの壁面に新たに卵を確認  この調子で産んでほしいのだが
2006/1/10に回収した3つの卵は全て萎んでいるようにみえるが・・・
 (黄色が濃くなって中に幼虫が透けてこない)
どうも無精卵っぽい このケースに見えているもの←無精卵かな?
モイニエルハスタートでも散々泣かされた
無精卵での爆産・・
ちゃんとハンドペアリングしたほうが
いいのかなあ・・・
2006/2/4
←あれ?卵がないのに1齢がいる・・
卵を落とし込むときに上に引っかかってた?
孵化して下に落ちてきたのか?
同時に割り出した3頭のうち ほかの一つは→
同時に産んでいたので孵化も同時くらいに
なると思われるのに
卵の中に幼虫は透けないし楕円のまま・・
でも腐って萎んでないんだよね・・
皮が厚くて中の1齢が透けないのかな?
フローレスギラファの卵は孵化が近いことが
よくわかるほど中が透けていたが・・
さて・・・ このあと一週間 この卵を観察していたがまったく孵化しない・・・ この一匹だけしか幼虫がいない・・のは困るので
現在ケースに見えている卵を取り出してみることに・・
2006/2/11割出す
ケースの外から見えている卵
大きさわかる?
孵化しているものもいる・・
割り出し作業のあとから産みこまれた
卵が孵化してるってことは前回分の
割り出しで孵化してないのはダメだろう・・
これ全部孵化しないのかなあ・・・

結局この日 1齢3頭 幼虫14個回収 以前に飼育したケイスケギラファに比べて少ないうえにどうも孵化するのが遅いような・・
(卵が見えてからの日数を考えると)
ほかにつぶれた卵と産めこんだ材に齧り痕があるので産んでいるのかもしれない
ただ齧り痕は少ないのでそのまま再セットをする 前回 あるいは今回のものの孵化率が悪いのはやはり活動開始が遅かったことと そのため
同居飼育してはいるが十分に交尾していないと判断 もう少し待てばなんとかなると思う
たった一週間後の2006/2/18  ♀が殺されてる

グルコースゼリーは完全になくなっており、
一緒に入れていた白いタンパクゼリーはまったく食べていない
画像を見てのとおり腹部がなくなってる
たぶん♂に食われた?ドルクス種では殺した個体の体液を食べているのを見たことあるが
本種もそうかは実際に現場を見てない以上は断言できない

まだまだこれからと思っていたのに残念だ

♀が死んだ以上 産卵セットで♂のみ飼うのはナンセンスだ
さっさと個別に狭い容器で飼うとしよう ついでに先週確認してない材を確認する
材にある産卵痕  剥がすと既に食痕がある 大きく見えるが1齢

 結果 1齢4頭 縮みかけの卵4つ回収 1齢は割と成長していたので大きめの容器にいれる

♀が死亡したので以上増えることないので結果を挙げると33頭で内 割り出し時点での死亡卵4 1齢での回収7
あとの22個の卵が無事に孵化するかどうかだが1/10に回収した卵がこの時点で1頭しか孵化してないことから望み薄・・

2006/3/16 スペクラリスノコギリの羽化確認 兼ねて 本種の卵の状態を確認する

まずは2006/1/10に取り出した ナンバリング1-3の卵を・・
2006/2/4に孵化していた幼虫は既に
2齢になっている・・

だが他の2個の卵は→

・・・・

孵化しないのはともかくなんで腐らないの?
もう2ヶ月も経つんだけど・・

で他の2/11に割り出した卵も確認する
いることはいる・・
だが1カップに4つずつ卵を入れていたのに
カップに1幼虫くらいしかいない・・

もともと無精卵だったのか
管理の温度に問題があったのか・・

最低の温度でも22度くらいなので
決して低温が問題とは思えないのだが・
で・・孵化していなかった この卵
どうするか・・

卵自体は 産んだ当初の白く楕円の状態から大きくなっているので
胚の卵割はしていたはず・・つまり無精卵ではなかったと思うのだが・・

1-2ヶ月経っても萎みもしてないって・・・
今からの孵化の望みがあるかも?と思い
今一度カップに詰めて 温風がより当たり温度が26度程度になるところに置く

現在孵化したもの、幼虫で割り出したものは12-13頭いるので
累代に困ることはないが もう少し欲しいところだ
さらに3週間後に2006/4/8 卵を確認したが相変わらず孵化していない
 十分に交尾してなかったのだろうか?
結局孵化した卵と幼虫回収は12頭だけ・・ 
 セットに使ったものを同じマットを使用して430mlカップに詰めていたが
7頭をトレハロース入りのオオヒラタケ菌糸瓶につめる
 1.5L のブロー容器と1.2Lのタッパーウェアで飼育
2齢以外に1齢のものも菌糸瓶にいれたが丈夫な種なので問題ないだろう

←その際 移し変え時の2齢 個体番号29

マットにクチキバエが入って状態悪い・
2006/4/28
♀は死んで♂だけになっても元気だ
さっさと〆て標本としておきたいが
新成虫の寿命を知るためにまだ飼育・・

で菌糸に移す以外にマットで飼育していた
2頭のうち 1頭が見えないので
出してみると3齢になっていたが干からびて
死んでいた

同じ飼育法をしているもう1頭を確認したが
大丈夫? 3齢にはなっているが・
EndlessGrowのドルクスマットとホームセンターで売っていたハイパードルクスマットというものを混ぜずに階層になるようにして
詰めていたのだが階層にしたのがまずかったのか 同じセットで幼虫飼育したセリコルニスホソアカクワガタも死んでいた個体が出ていた

このときに至急 アットを総入れ替え 移し変えていればよかったのだが確認がpm11:00ということで眠いので 後日にすることに・・

日曜ごとに成虫のゼリーを追加作業をしており 2003のいい加減飼育のようにしていたわけではないが また今度、、又今度・と思っていたら
2006/7/2
個体ナンバー30がお亡くなりになっておられた

それに先だって2006/6/25には
親虫♂が死亡
850PPボトルの狭い飼育環境でも
やもめになってからよく生きた・

このあと「標本」コーナーのために
作成過程を撮影のため残しておこうと
思ったのだ不注意でコンクリに落としてしまい
コナゴナに・・
個体ナンバー30の死亡確認の2006/7/2
菌糸瓶の飼育をしていた幼虫のマットへの入れ替えを考える 7/1夜に1.5Lブロー用に飼育の5頭が全部蓋の下におり、
空気穴に張った不織布を噛み切っていたので 合わないのか暑いのか?と思ったため・
ところが7/2にブロー容器から出そうとしたら 前日の確認が刺激になったのか蓋の下にいた幼虫が全て菌糸の中にもぐりこんでしまった

こうなると菌糸が回った状態からうかつにスプーンでほじると幼虫をつぶす恐れがある・
よって1.5Lのブロー容器は幼虫の位置が判明するまでそのままにして 600ml広口瓶で菌糸飼育をしているものだけでもマットに移し変えることに
ほじっていったが・・
夏の温度での劣化に先駆けてマットに
移し変えを行うのだが 全く劣化してないようだ・
暴くのもったいなかったか?
でもここまで出したし仕方ないか・
いたいた 3齢になっている 取り出すと中足と後足をこすり合わせて
振動音(警戒音)を出す
移し変えるのはいいがせめて蛹化は秋までもちこしてくれないかな・

2006/8/5
タッパーウェアで飼育していた3頭のうち 2頭は市販のマルカンのマットを使用したら死んでいたが
残る1頭はトレハロース入り菌糸を詰めていた  8月に入って3齢に加齢していたが頭の大きさは♀っぽいので広さは羽化まで十分と思われたが
いつのまにか劣化して異臭がでて死んでしまうこともあるので 菌糸は劣化してはいないがマットに切り替える


こんなかんじ上部は入れ替え時に幼虫を
慣らすためにいれたマット
下が幼虫が食っている部分
まだまだ菌糸は残ってるようだが・
開けてみると 思ったよりも菌糸の部分は
少なく表面は白い菌糸があるが
内側は劣化か あるいは食われたのか
黒くなっていた
脂肪粒?なのか小さな点があるので
分かりにくいが ♀斑あり やはり♀
2006/8/13
1.5Lブロー容器飼育の♂2頭をマット入れ替え
今回のマットは西日本こんちゅう社
上質発酵マット
画像の♂幼虫・・ 思ったよりも小さい・・
ギネスを狙うわけでもないので 別に特別 大きく
なって欲しいとは思わないが
親虫♂が小個体なのでせめて大歯形が羽化して
ほしいが・・
まあ まだ黄色になってないので焦ることもない
しかし 2006/9/2に確認した 個体ナンバー14の
幼虫はもうこれ以上は無理だろう →
♀だから 別にいつ蛹化してくれても構わないが
同じ2006/9/2に
他の個体を確認していたところナンバー27が蛹室を作っていた  一応 蛹の撮影のため掘ってみる
いつ蛹化したかは不明だがまだ明るいクリーム色なのでそれほど時間が経っていないだろう

ほかにも蛹化体勢のものがいないか確認したがこの個体のみ・・ さてどうする?
♂個体を1.5L ブロー容器から800ml容器に移して無理やり小個体で羽化させるか?
ズレで累代できなくなると元も子もなくなる

とりあえずは これ以外の♀が9月中に蛹化体制になるようなら 考えないといけないだろう
徐々に累代飼育の種類は減らしているが 累代予定のダイスケがかなり危うい飼育なので
マキタだけは残して累代を続けたい
ケイスケはフローレスやロンボック産が毎年 入荷するから羽化のずれで絶えてもどうにでもなるが・
2006/09/28
無事に羽化
背面から撮影したが後翅が白いと迂闊に触れるとディンプルになるので
しばしこのまま
2006/10/08になると翅も乾いてあとは 後食までの活動待ち
で・・これ以外の個体だが
未だに幼虫・・
それどころか・・ ブロー容器の
角まで齧って穴あけてる・
でもガラス瓶は重いし・・
♀はこれを皮切りに 10月、12月に羽化 年内に全て羽化してしまった・・
♂は未だに幼虫 しかしこれは予想通り 問題は♀の寿命が尽きるまでに羽化するか・・ 

最後の♀の羽化確認をした2006/12の段階で9月に羽化した♀はもう活動中→

ゼリーもガンガン食ってます・・

♂はこの時期に マットを一度を入れ替えて 堅く詰めなおす

そうすることで刺激を受けて蛹化体制に入らないかな・・と思ったのだが・・

年が明けて2007になっても未だに幼虫のまま
それどころか変化があったのは ♀の符節が取れ始めた2007/4になって・・間に合うのかよ・
2007/4/30の♂の様子

個体ナンバー1は 蛹室を作成中か前蛹状態

個体ナンバー25は既に蛹化していた
撮影のため蛹室のあるブローの底までマットを
除く

画像では横からの撮影アングルなので分かり
づらいが 親虫よりは大きいが多分80m程度・・
なんでこんな程度で♀と半年以上もずれるんだ?

しかもこいつが羽化したのは2007/6/10と
思った以上に遅い!
2007/6/18に翅が固まったのを確認

少しまだ翅は赤っぽい

取り出してみると87mmと思っていたよりは5mm
くらいは大きいが あごは体格に比べて寸足らず・

アゴ先はマキタらしくあご先内歯に鉤状にならず
尖ってます

後は♀がご臨終までに後食をするのかどうか・
♀はもういい加減 やばいって!



マキタギラファノコギリクワガタ飼育結果



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