ルニフェルホソアカクワガタ飼育記

飼育前  2001時点での情報

名称 Cyclommatus lunifer キクロマトス ルニフェル、ルニフェルホソアカクワガタ、テングホソアカクワガタという和名で呼ばれることもある

生態 大きさ 頭盾が前にでっぱり、「テング」の由来となる。 それほど大きくはない種で50ミリ程度が最大のようだ 夜間の灯火トラップにも集まるそうで個体数も多い普通種である  ミャンマー・スマトラ島・マレー半島・ボルネオ島に生息

特記事項 とにかくテング・・

入荷状況 人気が無いのか入荷はあるが数は少ない 累代品で購入する方が安くていい

飼育本から
webから
容易に増えるらしい しかし温度などについては見かけなかったのだが・・・これは’01夏に痛い目を見ることになった・・




メタリフェルにより オウゴンオニクワの飼育からキクロマトスに興味が移りつつあるころ
普通種ではあるが当時はマイナー種のせいか扱いが少なかった本種を 東京クワガタスターズ東京で見かけて累代個体を購入
幼虫購入で元親はマレーシアのボルネオ島 サパ州産のF2である 購入は10頭
届いたのは2001/5/9

(デジカメがないので文章だけで簡単に))

小さな60ml程度の容積のカップで届いていたが 届いた日に確認したところ 2齢ほどに見えるが小さいのでそのままで飼育することにする
このころクワガタの飼育はガラス温室内を棚にしたところで飼育しており 屋外などには置かないようにしていた
・でガラス温室の棚に入りきらない分は自室に幼虫のカップだけを置いていた
そこに本種も置いていたのだが 初夏まででは特に問題はなかったのだが
2001/6/28から死亡する個体が出始めて 2001/7/18、2001/8/1、2001/8/5と確認するたびに死亡個体が増えていく
2001/8/5の時点で生き残っているのはもう半分を切って4頭のみ

マットに水分が多いせいで蒸れているのかと思い カップに穴を開けたりしたが体が透けていく・ 
当時は経験も浅くてよく分からなかったが今から思うと高温により拒食していたように思える
2001/8/30
3齢の拒食を乗り切っても蛹化時に
←この通り不全が起こっていた
個体ナンバーA1
♂なのだが幼虫の皮が脱げ切れず
このあと体は固まるが これが羽化すると・・→

これでも羽化するまでいくのがすごいけど・・

今から思うと普通種ではあるが
高標高に生息しているのか
日本の夏は高温すぎるのだろう
中にはこんなのも・
個体ナンバーA6
蓋を開けたらその下にマットを寄せてるような
感じで堅くなっている部分が・

ほじると→
既に羽化した♀が・
まだ間もないのか黄色というより
クリーム色で綺麗だ
A1などと同じところにおいているのに
なぜこいつは大丈夫だったのだろう?
2001/9/30のナンバーA6
活動も始めているのですっかり色も濃くなっている

幼虫で死んだのは6頭、蛹化に至ったがまともに羽化できなかったのが2♂、羽化したのは2♀と
カウントダウン飼育で生き残ったのは♀のみだったので累代もできず
(羽化したのは管理ナンバーA-6,A-9)
このあと100mlカップでずっと飼育してたが 2頭とも年を跨いで生存し 内1頭に関しては2002/6まで
生存していた 羽化後 一ヶ月程度(実際にはそれより早いと思うが)で活動開始したとすると10ヶ月も
生きたことになる
120-200ml程度のカップで飼育した割にはよく生きたと思う

「10ヶ月も」と書いたがメタリフェルではそのくらい生きている個体もいたのだが 本種の♀の印象が
華奢に見えたので2-3ヶ月で死ぬだろう思っていたが意外に感じたので

 2002の春 山崎オオクワさんにいくとワイルドものが入荷していた
前回飼育は幼虫だけ、羽化したのは♀だけで画像がない・・ なのでペアで買ってみることに・
今から買っても取れた幼虫は夏で死ぬかも?とは思っていたが画像館に♀だけの絵は寂しい・

2002/4/28 山崎オオクワさんで購入する スマトラ島ランプン産の個体である
バックショットだとパスチュールにも見える・・ ボルネオ産に比べて赤いしデカイ!  ↑とにかくルニフェルはテング!!
←痛いって!!
KUWATAの鈴木氏のコーナーで触れられていた
とおりこのあと頭盾を押し付けてきた
アゴ+頭盾で3点で攻めてくる

セット後に餌をやるとこんな感じでかぶりつき!
頭折れそうに曲げてます


産卵セット

ケース セットはコンテナQ-BOXを使用
ミニでなくそれより一回り大きいやつ♂がおおきいためである


マット マットは添加剤発酵マット(トップマット)と喰いカすのマットを混ぜてを硬く・・
ちょっと水分少ないけど様子を見るか・・

(最初はレイシ材の割りカスを使ってセットしたのだが菌が生きていたのか
堅く詰めたところに白い菌みたいなものが回り始めたので替えた)

ほか


そのまま屋外にて 管理していた 4月末なら温度問題ないと思われる

最初のレイシ割りカスをミキサーで砕いたものからトップマットに変えたあと

2002/05/21に確認したが♂は蓋を開けるとあごを振りかざしているが♀はマットを替える前からあまり見かけない
♂はよくゼリーにかぶりついているので その下でメイトガードされているのかと思っていたがいない
2002/06/01
全然♀を見かけないことから 調べると
樹皮をどけると粉々の♀が・・
ずいぶん前にに死んでいたのか?
♂だけでQ-BOX30は勿体無い

幼虫が見えないしとっとと撤去って思ったが
一応はマット内を調べたが幸いにも卵はあった
結局 ざっと目を通して回収できたのは
たったの6卵
しかしないよりはましなので
このままプリンカップにいれて管理
ちょっと色が悪いのがあるが・・
このあと マットは捨てるか迷ったがとりこぼしを期待してそのまま マットを残して♂のみで飼育したが
蒸れがひどくなる季節のせいか このあと2週間後の6/13に♂は死亡した

その後2002/7/6に6卵の卵を確認したが4頭が孵化していた 既に2齢になっている



これを受けて次の日に♂が死んでもしつこく残したマットを確認すると 幼虫が見える!
暴いてみたが1齢と前回の取り残しの卵を回収
しかし6/1に♀が死んでいる状態だったのに 7/17にまだ卵っていうのはあまりにおかしい・・ そのはずでこれらは腐る前の
死亡卵だったらしくまったく孵化することもなく腐っていった

無精卵だったのか 別の原因かは不明だがやはり温度がネックと思われる

←2002/08/29
生存していた幼虫はカップに
1頭ずつ分けていたが
全て溶けていた・・・

と思ったら一頭だけ生存
2002/10/27に羽化・・

普通種ではあるが 温度管理ができない環境だとまともに飼えない・
それだけはわかったか・・

ルニフェルホソアカクワガタ飼育結果