フォルスターフタマタクワガタ飼育記

飼育前  2005時点での情報

名称 学名 Hexarthrius forsteri ヘクサルスリウス フォルストリ、和名ではフォルスターフタマタクワガタで通っている
その学名は 標本商Lenoir&Forsterを営んでいたフォルスター氏に因むそうだ

生態 大きさ 世界のクワガタG(ギネス)ではギネスは80.9mm
世界のクワガタムシ大図鑑では♂36.0-80.9mm  ♀37.0-42.8mm インド北東部からブータンに生息とある
標高1500-2500mに生息することから高温には弱いと思われるが?
2000に記載された亜種 ssp kiyotamii  がミャンマーに産する 基亜種に比べ体色が黒く、頭盾がやや長くなるそうだが・・
ほかにどのような区別から亜種にされているが記載分がみたい 月刊むしに記載されたそうなので2000の刊行物をチェックすれば
どれかの号に載っていると思うが・・

特記事項

入荷状況 2002くらいから徐々に入荷しているが 極端に多く入荷するわけでもないので価格は2005の今なお高め
ワイルドはまだまだ数万の価格から落ちない
ただ・・・奈良オオクワの2005/10/23のトップページのコメントでどこの業者かは明言されていないが サガインとして入荷したものが
産地ミックス?と書いてある・・ これから問題になりそうだ・・・・
だが亜種記載されたのはミャンマーの個体でサガインにも本種が生息することも間違いはなく・・ う〜〜む・・・

飼育本から webから くわがたマガジンの鈴木貴夫氏のくわがたビジュアルシリーズのフタマタクワガタの回に説明があった気がする


まずは無事羽化を目指す編

これまでフタマタは羽化にいたっても満足な飼育ではなかったり、いまひとつ産卵がうまくいかなかったりで 私にとっては鬼門の種としていた
北海道昆虫商会の幼虫販売で 久しぶりにディディエールと買うことにして価格を物色していると 本種の幼虫が売りに出されてた 
成虫価格にしては幼虫は結構安いと思い購入する
2005/11/24に届く 購入個数は8頭 産地はミャンマー サガイン産でF2

2005/11/27に改めて状態を確認し、容器を移し変える
すべて1齢だがマット替えが面倒なので2ヶ月ほどは何もしなくていいようにブロー容器 1.5LのものにEG万能マットを詰めてみた
温室で管理だが温室の温度は 11月現在 20-22℃程度だ・・ さてどうなるか・・

1.5Lの往昔があるので3齢の中期あたりまでこのままでいいだろう あとは EG万能マットの劣化スピードがどれくらいかによる

11月の中ごろから壁面・天井に熱反射シートを張ったせいかこれまでと同じハロゲンランプ温室でも26度を維持している
もう少し低くてもいいと思うが 問題はなかろう・

ただ8頭のうち 1頭だけは 送られてきた60〜100mlくらいのカップに入れたままにする 理由は2齢に加齢後にその画像を収めるため

安全性の高いマットと思うので このまま太ってくれるといいが・・
2006/1/3
正月休みも今日で終わり・
ここ3年ずっと1/3はクワガタの確認と世話を
やってるような・・
←個体ナンバー8 カップに残したままのヤツ
無事に2齢に加齢している
で この後1Lのハチミツ瓶に
EGの万能マットを堅く詰めて移す

2006/2/11  →
何気なく蓋をあけるとその下で3齢になっていた
だが・・・ 1.5Lのブロー容器飼育分は
外から一切幼虫が確認できない・・
中ほどにいるのだろうか?

2006/2/16に1L ハチミツ瓶に移した個体ナンバー8を確認したが 一ヶ月以上も経つのに瓶の下にもいかず 蓋のすぐ下にとどまっている
マットが合わないのか? マットが合わないとするとブロー容器の飼育分もかなりまずい気が・・ 11月末からすでに2ヶ月半経ってるわけで・

とりあえず確認
2006/2/18
個体ナンバー1 個体ナンバー4 今だに2齢 個体ナンバー8 ハチミツ瓶

マットの底まで潜っているものは1頭もいない 蓋の直下で乾燥がひどくなっているところをうろうろ徘徊している感じで
どうもこのマットはフォルスターに会わないと判断 
5と7にいたっては既に死んで腐りきったのか死骸もなかった 移し変えるとき カップに入ってるマットを丸ごと容器に入れたんだがそれでも
ダメだったのか?

で マットを替えようと思ったが菌糸瓶を試す 個人的にフタマタやシカクワの仲間は菌糸よりもマットってイメージが強いのだが
奈良オオクワの過去カタログを見てると菌太郎の実績にパリーフタマタが載ってたように記憶してるので使ってみる

オガや菌株で適応種も異なってくるだろうが レイシやカワラでなく ヒラタケもしくはオオヒラタケなら大丈夫だろうと思い
ワンポイントさんのECHOの800mlのものを使う オオヒラタケかな?

2週間ほどは カップ蓋の直下にとどまったままで空気穴をガジガジやってたので合うか合わないか心配だったのだが 2頭は中ほどまで喰い進んで
いたのでいずれ慣れるだろうと思い そのまま飼育することにする


2006/2/25の様子
唯一 外部から幼虫がみえたナンバー6

3齢だけど70mmを超える種類にしても
ちょっと小さいような・・

それから2ヶ月半近くたった
個体ナンバー6の菌糸瓶


投入からの時間を考えると こんなに
白い菌糸部分が多いのはどうなんだろう・

ラフェルトみたいに暴れまくっても困るけど・
2006/5/29
とっくに常温飼育・ もう6月も近いよ!
暑くなる前に蛹化してくれないか ナンバー8よ


2006/6/25

だめだあ・・もう猛暑が来る・
どうみても こいつら30℃で無事に蛹化や
羽化できるとは思えない・・

どうするか・・ まだ菌糸は劣化してないので
そのままにしているナンバー3→


このままではもう 温度もやばいし 菌糸も劣化する 異臭がする前にマットに替えたいが 結局温度がネックになる

でどうするかと思ったのが クーラーもないし 800mlPPボトルでは水につけて水冷に使用にも浮かんできてひっくり返る・

なので今年は違う形で冷やすことにする
それを試そうと思っていたが 7月中旬から大雨が・・ これを書いている2006/7/26に気象庁が「平成18年7月豪雨」と命名された雨である

私の住む兵庫の中部はコレといって大きな被害はなかったが各地では大きな被害がでた これがたまたまでなくいずれ
日本の亜熱帯化が進むと こんな異常気象が「当たり前ように」起こるようになるかもしれない・

涼しくはなったが7/25から夏が来る 生存してる6頭のうちもっとも空間が大きく開いているボトルをマットに変えるため暴いてみる
とりあえず 幼虫の無事だけこの日に確認  あとは西日本こんちゅう社からマットが届いてから・・
たぶん♂だと思うけど・・こりゃ小さい・・でももう黄色くなっているしこれ以上の成長は望めない・ 70mmを超える種類にしては・・
既に黄色みが出てきているが国産オオクワの♀の大個体くらいなんだけど
翌日2006/7/26に上質発酵マットが届き ♂らしい個体は容器はそのままでマットだけ入れ替える
頭の大きさから♀と判断したものは430mlカップに入れ替える
 幼虫の状態からちょうど温度が下がる秋くらいに蛹化・冬に羽化すると思っていたのだが・・・ 
2006/9/14
カップの外からも幼虫が死んでいるのが
確認できたので いやいや確認する
←個体ナンバー6 まあ死んでるわけで・
カップに入れたマットは蓋に近いところは
乾燥してはいるが幼虫の死骸があった
下部は決してかさかさではない
餌変えのショックのせいか?

個体ナンバー1→
こいつもいくらマットを掘り起こして
軟らかくしても下まで潜らずに
蓋の下でもぞもぞやるだけ・
がちがちに詰めるのがダメかと思って 軟らかくしたり 同じ上質発酵マットの新しいものに変えたりしたが結果は同じ
問題は温度なのか?

でも温度に関しては冷房施設がないのでどうにもならない  10月になってからマットを替えてみることにする
購入してからもう1年近くになり ♀にしても蛹化に至らないのは何故? 正直諦め気味・・
西日本こんちゅう社のFマットに変える 上質発酵マットに比べて水分が多めな感じ
これでダメならまた菌糸に変えたほうがいいかな
2006/10/22の様子
←個体ナンバー3  同8→

なんで10月にマット替えたばかりでまた
ほじくり返したのかは
Fマットのにおいが引き付けるのか
やたらとキノコバエが進入しまくり
キノコバエのウジだらけ・・
なので新しいマットに変える
拒食はしてないようだが
あまりに幼虫期間長くないか?
蛹化にいたるのに温度の
スイッチが必要?
で・・そのまま越年・・って 2005/11/05割出し分で 届いたときも1齢・・・なのに2006を跨いで2007に入ってしまった・
まあ考えてみるとパリーフタマタも1年を超えて♂が13ヶ月かかって羽化したし・ってまだ蛹化ににも至らんからそれ以上かかるのは確実

でどんどん飼育種を削っていってるのだが本種は 温度が低いほうがいいだろうと温室下部の〜20℃の状態のところに置く
そのせいで蛹化してくれないの?

幼虫期間だけで15ヶ月目に入った2007/2・・ もう死んでいるんじゃないのか? 一応確認
2007/2/5 ナンバー8
♂だと判断して800mlブローに入れていた
蛹室でなく 蓋の下全体を空間にして
蛹化体制に入っている
でもこの体制のものってパリーフタマタでも
羽化不全かましたのでダメかも・
2007/2/8に蛹化
画像は2/10の様子  前蛹の状態ではてっきり小歯形と思っていたが
立派な湾曲を持つ♂が蛹化していた
さて こいつがこのベトベトのマットの平べったい蛹室で羽化してくれるのか?
2007/3/10
温度低めの管理場所として温室下部に置いていた
本種だが他の種の幼虫のカップが増えてきたので
整理のためちょっと早いかと思ったが開けてみた

おっと羽化してる? でもこの体勢はべこっと
いきそうな・・ 体がまだまだ軟いので触れないし

翌日の3/11にまだひっくり返っていたので
危険を承知でひっくり返す →
う〜〜ん 十分に大歯形?のようでいいんだけど
この翅の大きな凹みが・・・
そういや他の個体はどうなっとるんだ?
←個体ナンバー3 蛹 2007/3/10
個体ナンバー1 羽化中 2007/3/11→

これらは頭の大きさから♀と判断してた
個体群で430mlで飼育していた
もうマットは劣化でぐちょぐちょだが
無事に羽化していたが・・でもこれって
全部♂ってことかい?

まあ累代する気はないので無事に羽化して
撮影できればいいけどね



フォルスターフタマタクワガタ飼育結果