イグジミウスホソアカクワガタ飼育記

飼育前  2003時点の情報

名称 学名Cyclommathus eximius キクロマトゥス イグジミウス、イグジミウスホソアカクワガタ  

生態 大きさ ニューギニアに分布 最大でも70mmを超えることはない? 入荷個体を見ると50ミリを超えると大歯形のようだ
インペラトールとオオズホソアカの間のよう プルケルスのように赤褐色〜黒褐色の変異があるようだ

特記事項 今までも入荷はあったようだがそこそこの入荷数があったのは今回’03.01のようだ 

入荷状況 いくつかのショップで入荷しており、またこれからも入荷予定がある 価格もショップによってまちまち・・今回はまともな数の入荷だったので入荷情報によって欲しい人が殺到してそこそこ値が高いようだった 
だが他のキクロに比べて「すごくかっこいい」というわけではないので いずれ市場価格と云うことで下がってくると思われる

飼育本から
webから
飼育記録、情報など皆無 そもそも高地か低地のいずれに生息しているかも不明



2003.01.18 山崎オオクワさんに入荷していたのを購入
購入個体以外は立派な大ききのものもあったが・・資金の問題もあるし産卵用に2ペアの購入なので小さいものから順に購入した
34mmとか・・こんなんだけ・・ 
はっきりいってこれだと
イグジミウスの特徴がでない・・
♀については・・
カウピはオオズに、イグジミウスはインペラトールに酷似・・
まずは「確実」に採卵して「確実」に♂を羽化させることが必要だろう


イグジミウスホソアカクワガタ産卵セット

ケース コンテナQ-BOX10を使用

TOPマットを使用

マット 今回は入れていない 中ケースを使用したら入れたかも・・
おそらくインペラトールに準ずるとしたらこれでいいはず・

ほか 今回はホームセンターに売っていたベロベロゼリーを使用



セットして温室下部の20℃程度のところにおいていた たまに22℃まで上がっていたようだが・・
2003/2/12そして3回目の餌変え(サボってた)のときに・・
相変わらず ♂は出てきてるけど
♀はいないな・・
←あれこれは?(飼育容器の右上ね)

卵ですな・・
おまえはツヤクワかい!?
と突っ込みを入れたくなる
産卵である・・

これが無事に孵化するかは
おいといてね・・
とはいってもこのままではイカンだろう・・ 餌を追加して 翌日取り出す
餌があれば出で来るな・・
メイトガードっと・・

とりあえずこいつらは
退けといてマットを調べると・・→

見えていた以外にも
あったが思ったよりは・・
まあ 孵化していた1齢がいたことでとりあえずほこのままでもいいとの
判断材料にはなったが・・

この後の飼育も 温室底部と温室丈夫の温度が違う状態で飼育を続けたが

両方とも問題なく卵は得られた
イグジミウス飼育を続ける間に2003.02 ARISTOさんにも入荷があった
これが大きさの割にすごく安いのだ・・  
別にアリストさんに限らず以降に入荷するこ個体はかなり買い易い値段になっていた
こんなに入荷があるのになんで今まで入荷しなかったのか?
とりあえず 山崎オオクワさんのFAKFALさんとは違う産地なのと大歯形の撮影のために購入 ソロン sorong産である
2003.02.16届く
いや〜〜結構いいな大歯・・

セットは先の2ペアがコンテナQ-BOX10で
飼育しているのに比べて
コンテナQ-BOX20で飼育・
細い材を完全に埋め込んで
バクテミックスで固めて飼育どうかな?
ここらで♀を撮影しておく

Fakfak産のものだが
まず間違いなくイグジとことだが
個人がここがイグジミウスだっていう
特徴を発見したいが・・
解らんな〜〜〜

インペラに近い色してるが他の違いは・・・
2003.03.20 依然産卵は続く・・
多くはないが この時点で イグジミウスの温度は20℃程度では低いのでは?と判断

成虫の活性や産卵数などは温室上部の方が高い

でも30℃もあるわけでなく25℃ある無しだが・・

インペラトールよりも飼いやすい感がある
(事実 幼虫飼育ではそうなるのだが・・)

とまあ 卵の回収は続く 転じて最初の購入ペアは卵から幼虫になってるので
←この卵の確認をした翌日2003/3/21に 最初のセットのペアのケースを また暴く
足場の木屑に捕まる ♀
この後 触覚を足で掃除しのろのろと潜る・・

う〜〜ん 明確に違いは、同定の方法は?

標本にして他のニューギニア島産ホソアカの
♀と十分な比較が必要・・

それはともかくコンテナをひっくり返す・→
2齢・・いや1齢か3頭確認
1齢 2齢
卵5 1齢2 2齢2の計9匹 回収

だが困ったときのトップマットって訳で これなら問題なく産むだろうとは思ってはいたのだが それにしても回収できる数がかなり少ない・・
材の埋め込みをするべきだったのだろうか? 確か鈴木氏の熱帯雨林のクワガタムシに水分の多い材から幼虫が得られたとあったように
思うので 加水大目にした材を使うと 水分による腐敗を防ぐために少し低めの温度で買う必要があるだろうが
この時期2-3月なら十分可能だったはず・・  でも水分の多さは卵の腐敗にも関係してくるし 一度成功した材の感じを掴まないとダメか?
そして2003/4/2
個体ナンバー 1と2のセットで♂が死亡・

このセットもボウズではなく
まあ採れている 決して多産とはいえないが
バクテミックスに入れて
200mlカップに入れて管理
残る3と4のペアは2003/4/9でも

符節かけもなく元気に生きている

こうしてみると ♀はインペラの色に
よく似ているなあ・・

♂は大型のを安く買えたけど
♀は以前のインペラの飼育のように
飼育したら大きい♀って羽化してるのかな
♂はそれほど大きい種ではないが・・
2003/4/10
大型の♂を撮影しておこう  
55mmの♂だが最大が60mm半ばなので 少し大きいくらいなのだが
斜めから移すと 根本から内歯のあるところまでがぶっといのがわかるかな?

考えれば こいつらも含め キクロマトス属はずいぶん飼育したが♂同時の闘争を
観察したことないよなあ・・

うまく♂の大歯形が羽化したら並べて闘わせてみようか?
転じて3月に回収した幼虫を確認する
200ml程度のカップにバクテミックスを詰めて飼育
蓋はちゃんとしまっているのに乾燥していたので
霧吹きで水分を足してまた埋め戻す
2齢なのだが頭に比べてからだが大きいので
もう 3齢への加齢が近いのかもしれない

他のカップを確認すると既に
3齢になっていたものもいた
2齢で割り出ししたものだろう
これは明らかな♀斑があり区別は容易
←同日のその親の個体
既に前足2本ともに符節は取れてはいるが
触覚などはそのまま
たぶん♀なら3ヶ月程度で羽化できる種だと
思われるので 親♀が生きている間に
その子供の♀が羽化できるかもしれない

その3日後の2003/4/17→
親虫の♂は符節欠けもない
ワイルドで1月購入で既に3ヶ月
意外にも丈夫と云う感じはする
インペラが半年ほど生きることもあるから
本種もそれくらい生きるのかも?
このあと飼育の幼虫に変化があったのは2ヶ月の6月 カップの壁面に蛹室を確認できるようになってから
2006/6/19
2003/2/16に割り出した個体
♀なら3ヶ月かと思っていたが結局
4ヶ月かかって蛹化

同じ日ではまだ♂は成長中?
でも♀とかわらない大きさ・・ とても50mmや
60mmになる種類の♂の幼虫とは思えない・・

このままでは親と同じ30mm程度?
2003/6/26

上の画像の個体なのだが
たった一週間で羽化
まあ 複眼も色づいてたしおかしくはないか・

2003/7/18
気付いたら蛹室を破って活動を
始めているナンバーA-4→

ふう あやうく餓死させるところだったぜ・・
さ〜〜て こっから羽化確認じゃい 
2003/07/19
B10  200mlカップで飼育分
♀で蛹化
B4 200mlカップ飼育
♂?のようだがいまだ蛹室も作らず
A9 200mlカップ飼育分 ♂
アゴ下に内歯が出るくらいは大きいようだ
A10 200mlカップ飼育 既に羽化していた♀
この時点ではまだ蛹室にいた
B1 活動待ち 200mlカップ飼育
A8 430mlカップ飼育
♂なんだけど・・アゴの湾曲がきつい
うまく伸びきらなかったのか?
2003/7/25

蛹を確認したらアゴが変だったA8は無事に羽化

2003/7/31に取り出してみたが→
やはりアゴが変に曲がっている
先細りなのはともかく左右で下への湾曲の
度合いが異なり その真上から見ると
右のアゴが中心に向けて曲がっているように
見える
←活動を開始したA4の個体→

このころにはバインライヒも出回り始めていたが
当初はバインライヒとイグジミウスは♀の同定の
保証なしに売られていた

ホソアカクワガタの中でもニューギニア島に
産する種類は区別が難しいので
累代で確実な同定の♀は標本として残しておく
必要があると思う
バインライヒとは点刻の違いがあると思う  実際に並べて比較するともっと違いが見えてくると思うがたくさん羽化したと油断していたら
結局 死虫を残しておくのを忘れて全部捨ててしまった

8月に入って残りの羽化も始まるのだが・・ やはり 酷暑 
毎年おなじみの光景が本種でも見られることとなる   2003/8/9の確認にて
←A2
期待できる3齢だったのでタッパーウェアで
飼育していたオス
ワイルド入荷と遜色ない大きさなので
アゴの根本も太くていいのだが・・
複眼が色づかない・
これはホワイトアイなのではなく 単に羽化不全に
よるもの・ モンタネルスでも経験したが
たぶん後翅は収納されないままだろう

前翅はディンプルもないのだが・ 
結局このあと8/19に死んでしまっていた→

←個体ナンバーB3
これもおなじみ蛹化不全
幼虫の皮が脱げないまま 中の蛹が固まっている
冷房施設がないので 蛹化あるいは羽化が7月後半-8月の一ヶ月半の間にかかると
種に関わらずこうなってしまう
暑さに強い 印象があるネブトの仲間ですらダメなのである・・

なんとか 蛹化や羽化の時期を意図的にずらす方法はないだろうか?
同日の確認のついでに
既に羽化したいた個体を撮影
←ナンバ-A8
蛹のときにアゴが変に曲がっていたせいか
左右の湾曲が異なってしまった♂
この大きさだとあご先が尖っているような感じか?

こっちはまともに羽化していた♂ →
ナンバーA9
こいつで次代のカップリングにしようかな?
(そう思ってはいたのだが
結局 ブリードはやめてビッダーズでペアにして
売り払う・ 変態過程の画像を収めたので
もうイイや・)
でここで変異について・
本種はこげ茶色の体色で
光沢については強弱があるが
中には緑っぽい光沢が現れる個体もある
← なぜか小型の個体によくみる気がするが
大歯形系でこういう色の変化が
強い個体が出てくれないかな?

Aナンバー Bナンバーともに8月に
羽化が多かったのだが中には11月に入って
漸く羽化した個体もある
600ml広口瓶にて羽化した個体
何とか50mmオーバーだが600mlの
容積があってコレ?って思うのも事実・
♂の大きさがそれほど大型ではないのだが♀との羽化のずれが やる気をなくさせたね・
夏に羽化したので8-9月が私の飼育環境では累代飼育にきついということがあるが・・

累代飼育でなく、採卵から羽化までで飼育を終えたが 大きくはないものの大歯形も羽化させたしまあ 満足か
飼育を終えてこれを書いている2006の時点では 思い返すともっと適した発酵マットや添加剤発酵マットで飼育したかった


イグジミウスホソアカクワガタ飼育結果


熱帯魚ならビッダーズ!