ディディエールシカクワガタ飼育記

飼育前時点での情報

名称 学名  Rhaetulus didieri ディティエールシカクワガタ・古い文献ではアカミトゲシカクワガタという和名で記載されている場合もある

生態 大きさ マレー半島 キャメロンハイランドなど 生態に関しては不明 寿命は4〜6ヶ月程度らしい

特記事項 生息地のキャメロンハイランドの宅地開発によって当地における生存個体は激減しているらしい

入荷状況 入荷は途切れることなくあるがなんせ高価である¥10000〜25000程度?

飼育本から
webから
水分が多い材を使用すると腐っていることが多いとのこと 材のコンディションがカギか?
カップリングで♀を殺すことが多いとの事



採卵編


1999  4/18 ネット通販ページ 累代個体専門ページから購入 小型とはいえ¥3000という破格の値段であった(当時は数万円があたりまえ)
購入した個体はF2♂♀2ペア  ♂は両方49ミリである

はるか以前にタイワンシカを飼育したことが
あるが
ぼぼタイワンシカと同じ大きさだった
 この大きさではアゴの根元の
後ろ向きに生える「トゲ」はないようだ

好戦的でアゴを振りかざすのもタイワンシカと同様 

付されていたデータでは2月中の羽化個体のようだ 
二ヶ月経っていればカップリング可能かと思っていたがとりあえず一ヶ月ほど小ケースで様子を見ることにする

当時4月はまだ温室が必要だと思われたが温室にスペースか無かったこともある

5/4
しばらく様子を見た後にカップリングを開始する
しかしその時に♀1頭脱走していることを確認・・確かにいたはずたが そもそもどうやって逃げたのか?
その為にカップリングは1ペアのみとする





ディディエールシカクワガタ産卵セット

ケース プラケース小

三枝椎茸園さんの細めの材を樹皮を除いてしばらくほっておいて朽ちたもの 加水した後 乾燥

マット くわがたショップUndoの埋め込みマット

ほか 宮下商会ミラクルゼリー 樹液タイプをカップを割って与える
蓋には新聞紙を挿む





5/16 しばらく様子を見ていたが日中外に
夜間は室内に入れるようにしていたので
ケースを持ち上げるとケース下に卵を確認!
材のほかにもマットにも産むようだ
5/20に材を起こしてみたところ材の表面に
産卵根が多くついていた
毛羽立っていてわかりやすい
しかし一旦埋め戻し もっと産まないかと期待する(このときに材を追加するべきだった) 6/16 いよいよ材を確認する
材の表面をピンセットで引き剥がし 産卵痕を調べると卵確認!! 
しかも幼虫1齢もあることが出来た ちょっと細身か?

そのまま得られた幼虫はスカラベさんから購入した100mlカップにマットを詰めて管理し、
再び同様のセットを組んで追加採卵に挑む

7/5
♀が死亡羽化したのが2〜3月のデータなので4ヶ月程度なら十分か?
しかし寿命というより餌のやり忘れによる飢餓と霧吹き忘れによる
乾燥によるものであると推察できる

なお残った♂は9/20に死亡した
5/4に♀が脱走していたことを受けて入荷していたワイルド個体を購入することにする
 KUWAGATA STARS TOKYOからキャメロンハイランド産のペアを購入して
類似セットを組んで挑む
このペアと上記のペアとの2ペアでカップリング飼育をしていたが このペアにもケース底部のマットに産んでいた
このワイルドペアは一度産卵を確認後に ♂が♀を挿みまくり、どうしようもなくなったので
別居飼育とした
更に7/12に 某ショップから累代F1のキャメロンハイランド産1ペアを購入し最初から別々に
飼育しているが・・材が気に食わないのか産んでいない

といっても累代の新成虫なのでカップリングしないと産まない 今回はそのままでカップリングせずに
生き残っていた累代小♂と番わせた
♂が♀を傷つけぬように♂のあごを糸で縛って飼育した
材は二本でマットにほとんど埋めてしまった
そのままで飼育を続けていたが♂は寿命か9月に死亡・・
♀は食欲旺盛ながら姿を見せず、マットは劣化していく一方・・
産卵は期待せずに飼育を続けていたが
10/18 産卵してないなら容器を替えて そろそろ温室に入れようとセットを暴くと、、
材はボロボロ もともと産卵はそれほど期待してなかったので 産卵しないであろうグズグズに
劣化した材を入れていたが中に穿孔していた
産卵痕はよく確認できなかったので割ってみると・・



以上のように産卵を確認!! 今回は卵6 1齢2の8頭だった 無事に交尾していたようだ!!

今回は材の表面に産卵マークはついてなかったが材が脆い所為か見当たらなかったらしい
しかし材の中に穿孔して 噛み砕いた木屑で卵床を作っていた例も幾つかあった 今まではマットと材の表面から産むタイプだったが
材のコンディションによっては違うパターンで産むようだ
ちなみにもう一方の材には全く産んでなかった 以前にディティエールが産んだ材の割り出しの残りを使ったのだが・・

卵・幼虫飼育


得られた卵・1齢幼虫はスカラベさんから購入したプリンカップにマットを詰めて管理
しかし累代個体ペアから得られた卵はほぼ全て孵化したのに大して ワイルドペアから得られた卵は一個も孵化しなかった
ちなみにこのワイルドペアのセットにあった産卵痕は20以上もあったが産みまくっていたのに赤く縮んでいるものばかりだった
何故だろう? 未精卵?それともダニ?原因はいまだわからず・・

とにかく孵化したものは順調に加齢を続ける

6月〜7月までは大丈夫だったが・・2齢まで加齢しておきながら9月始めに確認したがそのほとんどが死滅・・・累代は到底無理となった・・
10/18に新たに8頭加えて 累代に挑む!!
年が明けて02/02/02の2並びの日
上記 右幼虫の様子を見るすると・・

既に蛹化していた ♀のようだ 既に♀の斑点は確認していたが
結構小さ目の♀で親虫の♀と同じくらいである
そして20日後の02.2.22 蛹化を確認

最初の累代個体ペアのような小さいメスである

前胸の縁を見ると ギザギザが少ない・・
でもちゃんと脚は赤いんだなぁ・

ちなみにこの時期に2個体♀が羽化したが
両方01の夏に死にまくった個体の
生き残りである
両方200mlカップで羽化した
そして今年にウジャウジャ産んで 売りまくってしまって残リわずかになってしまった個体群が蛹化していた・・
でも・・ 今年に卵で回収した個体なんだけど・・・
こりゃまたちっこい・・02.06.13に蛹化していた
蛹室が白くかびてきたので人口蛹室に・・
06.30に羽化・・ 羽化前に交尾器から腹部に
かけて黒くなっていて死んだか? 
と思っていたが
ちゃんと羽化していた

もう少しマシな奴が同時に蛹化していたが
それでも
50ミリ〜くらいか・・
しかしこんな飼育でよく羽化したもんだ・・
しかし・・やはり蛹時の交尾器の褐色がダメだった原因か・・ 翌日そのまま死んでいた

さらに蛹化していた個体だが・・
右の写真通り・・アゴの変形形成、おまけに
後足の幼虫の皮が脱げてない・・・
以前にタイワンシカで蛹化時にアゴの部分の
ところで引っかかって死亡した個体がいたが・・
複雑に形をした種類には多いのだろうか?
♀はすでに3個体羽化したのに・・ 頼みの綱はこの1個体の♂のみ・・情けない・



ディディエールシカクワガタ飼育結果