クプレオニテンスホソアカクワガタ飼育記

飼育前  2002時点での情報

名称 学名Cyclommatus cupreonitens キクロマトス クプレオニテンス、クプレオニテンスホソアカクワガタ、クプレ、キュプレとも云われる 

生態 大きさ 大きさは60ミリを超える程度で中型のキクロといったところ 大きさの割にがっちりした体型

特記事項 エラフスと同じスマトラ島の特産地 ペレンメタリフェルとはまた違った金属光沢を持つ 体は茶色っぽい金属光沢だが表面に生えている微毛が光を反射し緑に見える個体が多い  また頭部はエラフスのようなピンクかかるもの、グリーンからブルー?の色もあるらしい 

入荷状況 ワイルド物はかなり前から入荷しているが数が少ないせいかあまり知られてなかった 最近の色虫の人気上昇から価格が高くなっている それでもなかなか入荷数が少なく見かけたら買わないと後悔する
2002.3.3の標本フェアにてワイルドプライドブースにて ちょっと話を聞いたが当地では5月が最盛とのこと

飼育本から
webから
入荷時の情報ではメタリフェル同じく飼育は簡単ということだったが・・ 現在のところ累代品が出回ってないこと、採卵が難しいと聞くことなどから いくら入荷数が少ないとはいえ難易度は高そうだ


成虫飼育編


2002.3.24 フルストルファーノコギリを購入した際に 
外国産クワガタを撮影させていただいた山崎オオクワさんに「こんなのも着てるよ」と出していただいた

喜び勇んで撮影してその画像は画像館にアップしている
一晩寝て考えたところどうしても欲しくなり、翌日に電話して購入した

スマトラ島のデンポ山産 2002.03.26に届く

お店で撮らせてもらった時は
グリーンだったが・・
室内だと極一般の褐色メタリック
♀は一見 セレベスメタリフェルっぽいが・・
光にかざすとメタリックが表面に現れる
そのまま当日セットを組む



産卵セット

ケース プラケース小  コンテナQ-BOXを使う手もあったが 
クプレオニテンスが中途半端な大きさなのでプラケースにした


マット トップマットを堅く詰める

ほか 一般に♀殺しは少ないと思うのだが飼育環境が狭いと♀殺しすることはプルケルスで経験済み
少しでも♀の空間を広く使うため樹皮は大きく下に隠れられるタイプを使用
ゼリーは普通の市販品を使用 食べるかな?


そして同時期にセットしているフルストルファーノコギリがあっさり産んだのに どうだ?って見ると・・変化なし・・
もともとキクロはノコギリみたいにケース側面に卵が見えることは少ないのである それで変化がないかふたを開けると・・
変化がないなぁ・・
と思ってゼリーの減りを確認するために
樹皮を持ち上げると・・→

おっ・? メイツガァ〜〜〜ド(配偶者保護)

これまでキクロは色々観察したが
こいつもしてます

♀はゼリー食ってたからこれでも問題ないか・・
問題は温度だが・・・情報が欲しいところだ・・
3/31 フルストルファーノコギリを採卵確認したついでに見てみることにする
実のところ幼虫が見えるまではほっておきたかったのだが・・ セットが合わない場合は早めに変更する必要があるのでこれもいいか・・
マット底部には全くなし
ケース側面などもなし
♀はマット底部近くにいたが・・・卵はないな〜〜
おっと卵発見!! マット中層くらいか・・
一応卵室は作ってあるようだが・・
さすがにセットしてから間がないので
産みたてである
全部で5卵確認!
セットして5日で5卵・・まぁこんなもんかな?
問題は孵化率だし・・ 

飼育してすぐに産卵できて予想外に簡単だと思って安心していたのだが・・・
問題は孵化率だった・・・
プリンカップに卵1個ずついれて管理していたのだが・・・
3週間後に調べてみると・・・全て跡形もなく・・・何故なんだろうね


3/31に卵を確認してその後4/7に♂は死亡・・
もともと他のキクロに比べて手に乗せても
ふんばる力や掴まる力が弱く元気がないなぁ・
と思っていたのだが・・♂が死亡・ 
  ♀は今もなお生存している

一度採卵できてから 産卵が確認できなかった  そのためにマットを変えてみることに・・・
次は幼虫の食いカスの微粒子化したマットを使ったのだが・・・・
これまた失敗・・ エラフスや他のクワガタでは成功例も聞こえている方法なのだが同種の幼虫の食いカスでないからダメなのか?
そして何時ぽっくり逝っても不思議でない♀のために新たな個体を仕入れることにする
そんなとき、ジェニュインさんからジャワ島産?のクプレが入っていたので「ジャワって?」と思って問い合わせるすると・・
クプレはスマトラ島の特産種ではなく、スマトラを中心に周辺島に生息しているしているといわれた
スマトラ、ジャワ、サンギールにいるそうである おそらく他の島も?
では何故スマトラしかは入ってこないのかというと・・クプレそのものが高温に弱く、そして虫そのものが強くないことから
採り子が採って来てくれないそうである (ホントかなあ・・)

他の島々で採集してから 最後にスマトラ島で採集して日本に送るため、スマトラ産のクプレをついでに採ってくるそうである
んで ジャワ産のクプレを買おうと思っていたのだが前回入荷分で売り切れで (いつもの)スマトラデンポ産のものとのことだったが
購入することにした
これで2ペア目だがやはり 色合いは同じ   メスは褐色ボディに 光の反射で緑かかかって見える
♂を横から見ると基部あたりに下に内歯があるのがわかるかな? 

今回はマットはレベルAマットでケースは大きめで中ケースで飼育した


だが・・・・この転倒防止用の材に霊芝材の樹皮を使ったことで・・・
樹皮の裏から菌糸?が伸びてマットがどんどん白く・・・・
これは他のクワガタのセットでも見られた 
霊芝って材よりも皮の方に活性のある菌がいるのだろうか?


そのま屋外で飼育していたのだが25℃に届く日が出てきたので室内に入れる・・
すると♀が 蓋を開けて脱走したり、またゼリーを半分にしたものを入れたら
翌日に無くなっていたりと意外な活性の高さを目にする
単に熱いから暴れてるだけかも・・
2002/05/19
今度のは触っても力強く掴る

長生きできそうかな?
(この当時キクロに関しては情報不足で
エラフスと同じように暑さに弱いとは思わなかった)

2003/05/31の様子→
♂はよくセットのマット上を徘徊してるのが確認
できるのだが♀がなかなか姿を見せない

なんかマットの中で粉々になっていそうで嫌だが
2003/6/3に確認したが♀は生存してはいるが
符節が取れてる・

産卵でいないことはないだろうがセットして
一ヶ月経つのに卵がないのは
マットが合わないのだろうか?

変えようかとも思ったが頼みの綱トップマットでも
前回の飼育で結果が芳しくなかったので
変わりに使うマットが思い浮かばん

6/28にケース側面に1齢が確認できる
ただこれは新たに購入してセットしておいた
個体6の♀のセット

割り出しの画像はないが 2002/7/13に個体ナンバー4の個体のセットから
卵1、1齢1、2齢1を回収
レベルAマットで産むことは確認できたが 
カップに小分けしたが2002/8/29に確認したときには全て溶けていた

6/28にケースに確認できた幼虫群は3齢まで加齢したが→の通り

200mlカップで飼育していた
画像の色を調整しているのでマットの色が変になっているが 使っていたのはトップマット
特にキノコバエとかも入ってないのだが・

冷房施設欲しいなあ・
2002/8/1 3齢の死亡確認時に当時に確認した 生き残っている唯一の2齢

これも一ヶ月くらい後には溶けていた・

エラフスでもなんとか ♂や♀も羽化できたのに 本種は蛹化にさえ至っていない

冷房施設があっても羽化させることが出来ないような気が・・

最初に飼ったメタリフェルが簡単だったのでキクロはなんでも簡単か?と思い込んでしまったが
結構面倒なの多いなあ・・

この飼育記を書いているのは2006だが4年前のこのころはクワガタ飼育にパワーがあったなあ



クプレオニテンスホソアカクワガタ飼育結果