コンフキウスノコギリクワガタ飼育記

飼育前  2006時点での情報

名称 学名 Prosopocoilus confucius プロソポコイルス コンフキウス
コンフキウスノコギリクワガタ  オオキバノコギリクワガタとも呼ばれる

生態 大きさ ♂59.2-106.0mm ♀:40-46.0mm
インド北東部からミャンマー北東部、ベトナム北部 中国の南東部にかけて
世界のクワガタムシ大図鑑による

特記事項 ギラファには劣るがノコギリクワガタ属としてもクワガタ科としても100mmを超える最大級の種類

入荷状況 ギラファノコギリほどは多くはない

飼育本から
webから
一般には難しくはなく、類似種のギラファノコギリクワガタと同様に簡単と書いてある 材にもマットにも産むようだ やはり雌雄での体長の差が大きいので♀の寿命までにうまく♂を羽化・成熟させることが肝心だろう


本種は 有名種ではあるが画像に収めているのは 山崎オオクワにて撮影した小型の♂のみ
♀の画像もないのでそのうち買いたいとは思っていたが これまで格安のビッダーズ出品物を入札しては落とせずを繰り返していた

クワガタの交換にてついでに送っていただけることになった
ベトナムのタムダオ産のF2とのこと 届いたのは2006/12/17  交換はグラキリスノコギリだったが3齢の雌雄ペアを一緒に送っていただいたものだ

そのときすぐに撮影しておけばよかったのだが 430mlのカップで送ってもらったこともあり 正月の休みまで入れ替えはいいかとのんびり
構えているうちに どんどん日にちが過ぎていく
気がつけばもう年もあけて2007/1/25 思い出したようにカップを見てみるともう蛹化体制やん・・
←♀の前蛹の様子
カップからうまく撮影できると思ったのだが
カップがこすれて白くなっていてうまく写らん・

→♂
カップのマットは水分が出てきて結構ドロドロ
そのせいか幼虫の状態も 萎んだような感じで
状態は良くない
なのですぐにブロー容器1.5Lに
西日本こんちゅう社の
上質発酵マットを詰めて入れる
でも問題はマット入れ替えて育つように
なってしまうと雌雄のズレが大きくなるので
心配・・・
200/2/3
無事に羽化していた
しかし中がくもってうまく写らん・・

そして蛹室を作るときに齧ったのだろう穴が
あいているのだがここから
キノコバエが入ったらしく
蛹室の中にハエがめちゃめちゃいる・

一応乾燥を防ぐ意味もありセロハンテープを
貼り付けておく
2007/2月も終わりになって 3/1ぼちぼちかな?と確認したが カップを出してきても ピクリとも動かない しかも
カップ外から見ると黒い? あれ?死んでる? とりあえず カップを逆さにして蛹室を暴く
考えてみりゃ 蛹化してほぼ一ヶ月
←こうなってるのも当然か・・
もう皮もしぼんで 蛹化も近そうだ
もう今晩あたり羽化か? 

ちょっと腹部側の壁が壊れているのが
気になるがピンセットで 崩れたマットを取り除き
また元に戻した

翌日夕方には既に羽化して後羽をたたみ終った
♀がいた
当然まだ体が柔らかいので触れられないが
このつるつるした体を指でなでたいなあ・
このあと蛹室の中に入れたまま体が固まるまで放置
2007/3/17
前回から2週間経つので確認  まだまだ体が固まった程度で歩くのは覚束ない
体長だけ測ってもう一眠りしてもらう 49mm 430mlカップで飼育してこれはいい感じ
800PPボトルのケイスケなんて40-48mmだったからなあ・・ まあマット入れ替えしてないんだけど・
でマット入れ替えた♂のブローを確認 蛹室らしき空隙は外から見えていたが 傾けても蛹が見えん
もしかして?死?と思ってホジホジ・・ あれま羽化直後? 翅もたたんでない状態なんで戻す・
2007/5/11に♀の活動開始 カップは430mlのカップを使っていたので 
本種の♀だと蓋に足が届いてしまい 力でこじ開けるか 蓋を齧り倒して逃げる
ことがあるのでこまめに確認していた
活動開始してからは800mlPPボトルに移してたっぷりとゼリーを与えて♂の成熟を待つ

♂はアゴか固まってから一度確認
2007/4/30の様子→
翅はすっかり固まっているがわずかに腹部の先(交尾器が出てくるところ)が出ている
まだまだかかるか? ちなみに84mm・思ったよりも小さいが
アゴは見栄えする大きさなのでヨシとする

しかしまだ活動開始前なので活動は鈍くて撮影は容易いと思いきやアゴの形態の撮影も出来ないほど
うろうろする 活動開始初めてから威嚇をするようになってからまた撮影するか
でそのまま1.5Lのブロー容姿に入れて放置 
それから2週間 2007/5/27にオスの活動開始?
←画像の左側に蛹室の上部が見えた状態だったのだがすっかり埋まっている

画像で触覚が見えてないが よく動いて画像ではぶれているため なので餌を捜している状態と
重いゼリーを入れて状態を確認
しかし単にゼリーの蓋をとってもアゴが邪魔で食えないのでゼリーをそのままマットの上にぶちまける
翌日ゼリーが見えないので更に追加

3日かけて2回のゼリー補充を完食しているのを確認してから産卵セットを組むことにする

でも来年の家のリフォームに向けて累代できるスペースはないと思うので飼育は2齢までの飼育で
やめておこうと思う
コンフキウスノコギリクワガタ産卵セット

ケース コバエシャッターの大ケースを使用

西日本こんちゅう社の材を使用 樹皮を向いてマットに完全に埋め込んで使用
材は軟材といえるくらい軟らかいもの

マット 月野夜きのこ園のくわMatを使用 材を埋めたところまでは堅くつめ材が埋まった上からはのせる程度

ほか 新成虫なのでカップリングは必須だが問題は♂による♀への攻撃性だ
とりあえずは2週間ほど様子をみてから♂をどけるかを判断

この翌日からセットを見ても♂だけで♀はいない セットを持ち上げて ぐるっと見回すと 材が埋まっている深さあたりにもぐってごそごそやっていた
昨日今日のセットでもう産卵に十分なほど交尾をしたとは思えないのでしばし様子見

♀が潜ったままだとそもそも交尾すらしてない可能性もあるので 卵が見えて孵化にいたるものが出てから♂を分けることにしよう
2007/6/20
セットが6/15なので2週間後
卵を確認 比較物が写してないので大きさがよく
わからないが過去にみたギラファノコギリの
卵に比べて思ったよりも小さい
まあこれから卵が膨らんでくるだろうから
これから2-3日後には印象が変わるかも
しれないが・

このままマットの劣化(色の変色が進むまで)
するまで待とうと思っていたのだが
2007/7/5に左の画像部に2つの卵がなくなって
いたので暴いてみることに・
少し離れたところに1齢が・・ いつの間に?→
一つだけそとから確認できた卵

割り出しのときに気付いたが 7月に入ったばかりとはいえ 
発酵臭のするマットを常温でコバシャは不味いのか・・・ ちょっとセットを開けたら変なニホイが・・・

←この卵の画像ではそうでもないが肉眼で見ると卵の色が山吹色になっており 腐りかけかと思った

しかし中身が透けて幼虫が形成されているので大丈夫と判断  60mlカップに移す
マットは産卵セットに使っているマットをそのまま使用 蒸れているせいでマット表面にダニが
確認できたが 在庫としておいていたくわMatの封を切ると かなり強い発酵臭がしたので
空気に曝して臭気を飛ばすまでセットや幼虫に使えないと判断
中には3本の材をいれていた
どこかでギラファに比べて堅い材を齧って
産卵すると見た覚えがあるが
齧っているのはもっとも軟らかい材
表面にある産卵痕の様子
完全に埋め戻しているようなのでおそらく
卵はあるだろう 追ってみよう
埋め戻した屑をとるとすぐに幼虫発見
しかしまだ腹部になにも入っておらず卵の殻だけを
食べた?程度の状態 ここでマットに移すのは
危険かと思ったが産卵セットに戻すと♀に
食われそうなのでカップに移動
♂も♀もセットしてから一ヶ月ちょっとの状態で
符節取れもないし♀は♂に挟まれたあとはなし

更に卵が確認できたら♂は分別飼育したほうが
いいかも?

結局 この日は卵2 1齢2の計4頭のみの回収
拍子抜け・ではるが材の中に更に
産んでいるであろうと期待して埋め戻す・・

うーんでも埋め戻して孵化した幼虫を食われたら・・
まあいいか・・・ 
このあと3週間後の2007/07/28に更にケースを確認
1週間に一度の割合でゼリーを転がしていたが♀が見当たらない  ケース底辺りに幼虫が見えたので潜っているであろう♀に
食われてるともったいので暴いてみることに まだ前回4頭しか回収してないしね・


この日はあまりに暑く 汗かきまくってガレージで割り出ししてると たぽたぽ落ちてデジカメにつくので撮影はやめ・
で見えていた幼虫は1頭だったが 材をこまめに確認  死亡卵もあったが結局 卵7、1齢6を確認 でもまだ少なめ・・

この日暴いた材は3本のうちの1本 残り2本は楽しみに埋め戻す
しかしこの2本から幼虫が出てきたようで8/14に再び2齢くらいの幼虫が見え始める
お盆で休みだから 汗を掻き掻きデジカメ撮影
♂のアゴ先カケとるなあ・・
樹皮の上に転がしたゼリーに揃ってかぶりつき

このまま置いていれば交尾が見えるかと思って
そのままチャンスをうかがっていたのだが
割り出しが終わっても交尾もせずずっとこのまま・
メイドカード?

ケース底に見えてた幼虫を回収→
今日は材を全部割るか・
セットしなおす追加の材がないので割りたくないが
また撮影するのがめんどうなので今日のうちに・

材は完全に埋め込んだ状態でセットしていたが
雑巾絞りすると一気に崩れそうな感じ

一気に崩したいが→
表面に幼虫が見えるし ゆっくり崩すか
1齢のようだし 卵もあったら最初に
大きく崩すと見逃してしまうかもしらんし・・
割って〜割って〜 スプーンですくって〜  1齢を次々回収 卵は見当たらんなあ〜 あっ・・ 頭潰してしもた・・
結局この日材2本より15頭を回収  これで最初から潰した幼虫も含めれば 33頭を回収
ノコにしては少ないがもうこのくらいでいいか・・
ちなみに最初に回収した個体はこの時点で3齢加齢していた
さすがに60mlのカップではあまりに狭いので800mlPPボトルにに入れ替えた
マットは引き続きくわMatで・

画像の右に移っているのが60mlカップで 幼虫は3齢だがまだ加齢したばかりなので
生存できたのだろう・ このままだと死んでたね・・ よく3齢になってこのカップで生きていたもんだ

このあとボトルに入れたが 不織布で空気穴塞いでるけど キノコバエが入ってえらいことになる・・
キノコバエが入るとウジがマットを食って栄養なくなって幼虫死んでしまうことが多い・・
でこの日上記の回収後 もう幼虫を採る気はなかったので新しい材の追加はしなかったが
割り出しあとの細かい材くずは卵があるかもしれないのでそのままケースの底にマットと一緒に堅詰め
して再セットした
このあと やはり材くずに取りこぼしがあったようで10日後 2007/8/24にケース底に2齢幼虫が2頭見えて追加
更に幼虫と一緒に割りカス材詰めたカップから1頭出てきたので 計3頭追加となる
2007/9/2
また幼虫が出てないかと思ってケースを開けると・・ ♀がヘタっている・・
♂をどけて確認するとどうやら♂に前胸と後胸の間を挟まれたようで穴が開いている
死んでいるわけではないが時間の問題なので除ける・ プラケース大は邪魔だし・・

残った♂は850mmのポリ容器に入れて単独飼育 まだ残暑が厳しいので蒸れてすぐに死ぬだろうと
思ったのだが12月初めまでずっと生き残っていた
♂に関しては5月末に活動開始したので6ヶ月くらいは活動していたことになる
夏の常温で蒸れやすい コバシャでもここまで生存できることから 日本の夏にも耐えられる強健種と
思う 

♀が死んだのは9/2だが その日は時間がないので 9/9にセットを撤収

← 割りカスは小さいのに しっかり幼虫が潜り込んでます

♀が死んだ後にマットから幼虫8頭を追加 これで計44頭っと

30頭以上は必要なかったが 結構採れてしまった・・ なのでビッダーズオークションにて売っぱらう

でこの日の割り出しを 幼虫の餌に転用できるかと思ってプラケース中に詰めて放っておいたのだが
このカスから11/30になって太った3齢が2頭出てきた  これが最後の回収となり 46頭の回収となった

なおこのカスを入れたプラケースはずっと屋外に放置していたが外気温で11/30になっても幼虫は
平気だということだな・ 
以後 回収した幼虫は60mlのミニカップでずっと飼育していたが 折をみて480mlカップに移し変えていく
時間が出来た2008/1月の日曜に 一旦幼虫をまとめて生存確認

その際に♀らしいものは480mlのままで ♂は800mlカップに移したが このままでは蛹室も作れないのでいずれ1.5Lブローに変えないとダメだろう
できれば♀も800mlのほうに入れたいが この親虫の♀は480mlで十分だったのでこのままでいいか・・ 
冬の温室内の感想には注意だが・
 


コンフキウスノコギリクワガタ飼育結果