カナリクラトスホソアカクワガタ飼育記

飼育前  2001時点での情報

名称 Cyclommatus canaliculatus canaliculatusキクロマトス カナリクラトス、カナリクラトスホソアカクワガタ、カナリクラトスオオキバクワガタ 古い文献ではチャイロオオキバクワガタと記載されている物もある 

生態 大きさ スマトラ島 マレー半島 ボルネオ ニアス島に基亜種のカナリクラトス、ボルネオ北部、セレベス南西部、ジャワ島に各々亜種がいる  ♂53ミリ程度になり 寿命は長くない

特記事項

入荷状況 昨年(2000)まではそれほどでもなかったが 現在はコンスタントに入荷している 大体¥5000程度で売ってることが多い

飼育本から
webから
700〜1000mに棲息し灯火に飛来するらしい 20〜28℃でが飼育温度らしいが難易度については不明



成虫飼育編

メタリ インペラ(偽モンだった・・) エラフスと採卵に成功して手を出したのが本種である
それほど入荷数が多いわけではないが(不人気?) 幾つかのショップでは入荷していたので購入決定
2001/5/9 ONE POINTさんから購入して届く  スマトラ産 基亜種のワイルド個体のペアである

頭部からアゴにかけてわずかに金属色で
全体に粉をふいてるような感じを受ける
 ♀はメタリより一回り小さい
 マット内に入ると暴くときに見つけるのが
面倒である 黒 赤 黒の縦じまが
特徴的である
 (後に判明したがエラフス・ズベールでも
似た配色の個体がいた)


産卵セット
当時セット風景を撮るように決めてなかったので画像なし

ケース プラケース小


転倒防止に上記のような木片をいろいろ置く 今回はマット内にも大き目の木片を入れてきた
水分はキクロと同様多目がよさそうだったが 当時水分を多めにしすぎて水が腐って異臭を放つセットがあったので
これまでより少なめにして組んでみた

マット くわがたショップ Undoの埋め込みマットを8割まで埋める

ほか 特になし


観察していたがよく擬死行動をする ♀はもぐりっばなしで姿が見えない
キクロマトスはオオキバクワガタ・オオズクワガタ・ツヤホソアカの3系統に分けられると
思っていたがメタリなどは擬死行動をみかけない・・(わたしが確認できないだけかもしれないが)
ズベールやカナリクラトスはオオキバクワガタとも少し違う系統と思われる

2001/6/16に全く♀が姿が見えないことに不安になってセットを暴いた・・
すると卵が1個だけ確認!セットはこのままでよいだろうとの判断で飼育を続行する

マットを堅く詰めすぎなのかもしれない

2001/6/29にケース底面に幼虫が見えるが前回の発見できなかったものか?と思ったが
そのまま飼育する
2001/7/5に割り出す 

ヘタっているような♂だが 活動は鈍いものの手に取るとしっかりとつかまるので暑さで弱くなっているようには思えない

中のマットを掘り返すと幼虫を6頭 卵3つを確認 これで計10頭確認 

夏になってもそのまま温度管理せずにそのまま34℃にもなる環境で飼育を続けるがマットに指を入れるとかなりむわっと感じられ危険な感じであった


その為か7/27に♂が力なく横たわって死んでいるのを確認 ♀のようにマットに潜っていれば少しは暑さをしのげたかもしれないが
♂は隠れてはいてもマットには潜ってなかった 多分堅く詰めたマットに潜るのに♂のオオアゴは邪魔なのだろう

 死骸を取り出すついでについでに割り出しを行う
♀はまだ元気だった

マット内から卵を確認! 

しかし卵は3個だけの回収

ほかにも1齢もいるかも思ったが
これらだけだった

マットを細かく見ているとダニがかなり多い

総とっかえの必要アリだろう

そしてマット内に埋め込んでいた材を割ってみると・・
材にも一頭だけいた
材に生むならもっと幼虫や食痕が
あってもいいがこの1頭のみだった・・
 既に2齢に加齢している
割出した後に♀のみの飼育を再開 
しかしマットはそのままで飼育をするには表面にダニが見えるので材をなしでマットのを総替えして飼育続けることにする
しかし♀の吸汁は今まで目にしていない 喰ってるのか? こんな調子で産んでくれるのだろうか・・・

2001/8/24 ♀が死亡  その一週間後に2001/8/31最後の割り出しを行う 前回から約1ヶ月振りである
やはり1齢のみだったが4頭確認した
 計15頭・・かなり情けない数であるが・・
とりあえず累代を目的にするので
これを大事にする・・

幼虫飼育


2001/6/16に得られた卵は100mlカップ(スカラベさんから購入)にマットを入れた状態でマットの上に乗せるだけで様子を見る

翌日に孵化した かなり小さい その上に軽くマットを乗せてカップの蓋を閉めて室内に管理する
私のカメラではうまく写せない

そのまま飼育を続ける しかし場所の関係から100mlのカップのみである 
せめて200mlのカップにしたいのだが・・

そのままダンボールに詰めて室内に管理していた

そのまま夏を乗り越えた2001/9/2 カップを開けて確認・・生存しており全て3齢に加齢していた

これまでにもメタリフェルなどのホソアカクワガタを飼育したときに
半年ほどあれば羽化してくるものもいたが 
本種は大きさも小さいこともありもっと早く変態するように思う
♂・♀の卵巣原細胞(でいいのかな?)・そして♂♀の3齢の比較   9月末にはそろそろ蛹化しているものも出てきているかもしれない


2001/10/25に♀がカップの壁面に羽化しているのを確認していくつかのカップを暴く・
個体ナンバーA1

幼虫の皮が蛹室の空間から無事に蛹化している
と思うので暴いてみたら ♂の蛹が→

原歯形よりはましな感じだが100mlカップで飼育
しているのであまり期待はできない
←個体ナンバーA-13
個体ナンバーA-7→

やはり♀のほうが変態が早い

しかし♂もすでに色づいた複眼の蛹だし

累代飼育をするには困るほどの
羽化のずれは生じることはあるまい
すでに羽化していた個体ナンバーA4の♂

すっかり体は堅くなった状態だがうまく歩けないことからまだ活動まちと判断
蛹室のふたを被せて埋め戻す

100mlのカップで飼育していたが、そのままきいカップにしようと思っていたが・・・羽化してしまった

そして残りは11月に入って改めて確認することする
2001/11/29
前回蛹だったA1の♂個体はすでに活動を開始
個体ナンバーA5が羽化しているのを確認
これがまた小さい・・
A3♀羽化 この時期にはほとんどが羽化した

♂は親の50ミリには とても及ばないが・・無事に羽化  ♀は全て羽化していた これで♂も既に羽化したので累代は問題ないであろう
(遅いものは2003/1に羽化してきた)


ちなみに♂は28-38mm、♀は17-19mmで羽化してきた

なお1カップから♂1♀1の二匹が羽化していた  1頭ずつ詰めていたつもりが間違えて2頭入れていたようだが
よく共食いもせず羽化までいけたものだ
  
とんでもなく小さな個体であったが累代には向いている  場所を取らずに飼育できそうだ

♀も活動開始しているが
ゼリーはまたも乾燥気味・・
ゼリーのあるとこでうろついているのなら
食べてはいるのかねえ

2002/3/8にカップリングもせずに
カップ飼育をしてる状態→

すでに羽化して5ヶ月が経過
なんかこのままセットもしないで終わるような・

カップリングに十分な状態で羽化してきている
のでとりあえずは飼育は成功として
あとはだらだらと・・
2002/5に入ってから 
外気温でもセットが可能になってから
マットのみでセットする

←Q-BOX10で室内飼育
プラミニケースで屋外飼育→

いずれも6月に入ってから採卵が出来たので
その時点で飼育は終了とした
得られた個体は羽化させても
もてあますと思い幼虫状態で手放した


やはり夏に関しては問題があるものの飼育は簡単なものと思っていいのではないだろうか?



カナリクラトゥスホソアカクワガタ飼育結果