スペキオサスホソアカクワガタ飼育記

飼育前   2005/8時点での情報

名称 学名 Cyclommathus speciosus キクロマトス スペキオサス、スペキオサスホソアカクワガタ、あるいはスペキオススホソアカクワガタ、ソロモン諸島にも生息していることからソロモンオオズホソアカクワガタとも呼ばれる

生態 大きさ パプアニューギニアのブーゲンビル島(bougainville)に基亜種のssp speciosus 、ソロモン諸島のサンクリストバル島(SanCristbal)とマライタ島(Malaita)にssp anepsius が分布
♂28.0-57.2mm ♀22.2-23.2mm
基亜種に関する生態が記されたものは見当たらないが 亜種 ssp anepsius については熱帯雨林のクワガタムシに現地での観察が記述されている

特記事項 入手したのはニューブリテン島 分布を調べても本島は載ってなかった スペキオサスホソアカクワガタとしても基亜種に含まれるのか亜種なのか不明 ただしネットショップなどでは基亜種として売られていた これが研究者による判断を受けての販売かあるいは 新たに分布報告があったのかは私には不明

入荷状況 最初 亜種のssp anepsius が出回り、そのあとに基亜種が入荷 私が見かけたクワスタさんではウダル産のものが売られており、基亜種として販売されていた

飼育本から webから 世界のクワガタムシ生態と飼育外国産クワガタ・ガブトムシ飼育大図鑑に記述あり
ほかのオオズ(大頭)系のホソアカクワガタと同様に飼育は通常のホソアカクワガタの飼育に準ずるようで飼育の難度は高くはないようだ




まずは羽化編


オオズ系ホソアカクワガタはプルケルス、マルガリータ、バインライヒと飼育して変態画像も収めた あとはソロモンオオズだがショップでは5頭で2万位する
だがホソアカクワガタ自体はクワガタの飼育者の中ではマイナーな部類に入るのでオークションではあまり高値まだ上がらない
なのでビッダーズオークションで割りと安く入手できた
得た個体は8頭 産地はクワスタさんの販売で見かけたものと同じパプアニューギニア領のニューブリテン島ウダル産
ちなみにニューブリテン島とはラバウル特攻隊などで耳にするラバウルがあるところ
2005/8/21に届く

8頭を購入した いくらなんでも2ペアほどは出来るか?
状態は全て1齢

どうも今のデジカメに変えてから成虫の撮影はいい感じでできるのだが
幼虫などの余計に近づいて撮影しないといけないのだが
どうも 以前のFineFixに比べてIXYはマクロ撮影時に シャッターのスピードが遅い?のか
幼虫がほんの少し動くだけで画像がぶれる・・
うまく撮影できない

カップに入って届いたマットは乾燥気味に思えたので 当時余っていた奈良オオクワの埋込用マットを
多めに加水してそのままカップで飼育
3齢の初期まではこのままでいいかな?
2005/9/1
マットの加水を兼ねて確認した様子
アップということもあり3齢みたいだが
これで2齢幼虫
この日に全て430mlカップに切り替える
2005/10に確認した様子 補充したマットは色が違うのでよくわかる
この状態で2齢の幼虫と右側が♂らしき3齢幼虫
脱皮してから日がたっていないようでこの状態をいじるのは体が柔らかいこともあり危険
すぐに埋め戻す まだしばらく時間がかかるか・・ 追加したマットと幼虫の相性が心配だったが
問題ないかな?
2005/11/2
坑道の空間が目立ってきたので
マットの詰めなおしの行ったときの画像
すっかり3齢の成長期に入っている

このときにはメスらしき個体は
腹部背中側に♀斑が現れて
区別は容易い(→写真 円内)
ここで430mlから200mlのカップに移しても
いいかもしれない

(このときはそのまま430mlカップで飼育)
♂幼虫をカップからゴソっと抜いたところ

♂はオオズ系の中でも・これまで飼育した種類と同様50mm程度にまではなる種類だが・・

ちょっと小さいか?

ん〜〜〜 餌はバインライヒのときと同様に奈良オオのハイパーカロリーマットにするべきたっだか?

とりあえずマットを一度ほぐしてから硬く詰めなおし 不足分だけ詰めなおす

以降は特に問題がないなら暴くのはよすべきか?(♀は早めに蛹化するため)
2005/11/23
祝日なので 朝から温室の中のセットなどを確認 ゼリーの追加をする

やはり前回の確認から一ヶ月経たないのに蛹化が終わっているということは
前回の確認からすぐに蛹室を作り始めたというとこだ
いじらないでよかった
ほかにもう一頭蛹室を作っている最中の個体がある
いじりたくはないのだが・・
あまりにひどいクチキバエの発生
なので一度状態を確認する・・

←白い糸状のハエの幼虫わかる? →

ところで右の蛹・・色からして
明らかに蛹化したてだよね ♂みたいだし
折角♀(←)同時期の蛹化なのに
叩いてカップから出したぞオイ・・
やばい・・
上の蛹化したての♂が衝撃で死んでいないか
心配だったのだが
2005/12/12 に確認すると無事に
複眼も色付いていた

あとは羽化待ち・・

2005/12/22
先に♀が羽化していたのが見えていたので
取り出してみる→

無事に羽化 ちょっと金属光沢があるのか?
←で同日オスも確認してみたが
無事に羽化(個体ナンバー3)
翅も完全に固まっているが・・レッドタイプ?
それとも赤褐色が基調の種類なのだろうか?
しかし小個体なので特徴が見えないな・・

しかし ♂も♀も比較として他種を
並べてみないとなかなか相違点が
見えてこない
新成虫を〆て標本にしておく必要があるな・・
ちなみに購入後にわかったことだが このニューブリテン島ウダル産のスペキオサスホソアカクワガタは基亜種 ssp speciosus であると
研究者の某氏の同定がなされたとのことだ

2006/1/15 先に羽化したペア以外に羽化しているものがあるかないか確認する
個体ナンバー5 7は40mmの♂で羽化、 6は幼虫、2はマシな大きさで羽化しそうな蛹
ところがここで8頭のうち ♀はすでに羽化してる1頭のみであとは全て♂であることが判明
そうするとのんびり構えていると 寿命で次代が得られないことになるかもしれない・・
少し早めだが一応♂もナンバー3が活動してるように見えるのでセットすることにする


スペキオサスホソアカクワガタ産卵セット



ケース コバエシャッターの小ケースを使用 マットのせいかそれとも単に大量発生か昨年の秋からきのこバエが大量発生しているので
マットにきのこバエの幼虫まみれになるの防ぐために選択

入れず

マット EndlessGrowのドルクスマットをガチガチに詰めて使用

ほか 特に変わったところはない ゼリーを入れて 転倒防止の樹皮をいれるくらい ちょっとマットを深く入れすぎたか?ってくらい
今期の温室は温室の外側に発泡スチロールを入れるだけでなく、内側にアルミを使った熱反射材を張っているので
昨年までより暖かくなる24度程度で管理する



以降セットの壁面に幼虫か卵が見え始めるまでは放置 その間
2006/2/5 個体ナンバー6蛹化 2006/2/9 ナンバー8 46mmで羽化 2006/2/9 ナンバー4 羽化前にして死亡

大きな個体をじっくり見たのだが 以前に飼育したニューギニア・ポポンデッタ産のマルガリータ見たいな歯をしている
比較画像はクワガタ比較のコーナー2に挙げている

そしてセットしてから一ヶ月近くになる 2006/2/11の祝日 まったくセットに卵が見えないので一度暴く・
なんせ♀1頭しかいないので あわないならマットを替える必要があると思うし・・
マットは表層以外はガチガチに詰めていたが
♀は入り込んでマットはほぐされてるようには見えなかった

なので底面や壁面に卵がみえないのも道理だな〜〜と思っていたが

なんとか卵を2つだけ確認できた

十分に活動を開始したと思えないままセットしたので
成熟したのが少し遅れていたと思えば 今産卵を開始始めたと考えてもいいかもしれない

今一度同じマットを使い、且つ今回はバインライヒを思い出し材を一本入れて
埋め込んでみる

卵は200mlカップに 産卵セットと同じドルクスマットを詰めて管理
以後 孵化を待ち セットにさらに産み込まれることを期待していたのだが 3/10に卵をいれたカップに幼虫が見えないことに焦り
確認すると卵も幼虫もいない・・ ヤバイ・・・  なおかつセットを見るとやはりまたケースには幼虫や卵は見えない・・
前回が2006/2/11なので丁度一ヶ月たった3/11に確認する
← 埋め込んだ材の様子
これ以上はかなり力を入れないと
出ないほど堅く詰めている

堅く詰めすぎだから産んでないのか?

♂も♀も粉みたいな小さなダニが多い
ブラシで大まかにとってやるが
♂は符節取れも多く ひっくりかえると
起き上がれない 寿命近いな・・
材そのものはまったく齧っていない
だがマットに接しているマットをどけると
マットと材の接触面に・・→
まだ頭部も色づいていない
初齢がぽろぽろ落ちる・・
しまった・・割り出すには早かった
卵も主に材とマットの間
あるいは材に近いマットにあった
ケースの壁面やケースの底面にはまったくない
前回2006/2/11もそうだったが焦りすぎだ・・ 卵に孵化したばかりの初齢・・管理には気をつけねば・・
温度も温室内は24度だが マットに指を入れると冷たく感じる もう少し温度を上げる必要があるかもしれない
この日 卵8個  孵化したばかりのような1齢を14頭回収 前回の2つの卵を足して2+8+14で24頭・・まだまだ少ないよなあ・・
2006/3/23
前回 回収忘れの卵があったのか
幼虫が見える

前回から時間が経ってないので
見えている幼虫はそのままにして
置くことにして蓋を開けると既に♂がご臨終

足に湿ったマットがついて取れない状態に
なっているがこういう状態のマットは
産卵マットとしてあまり適してないと思う
2006/4/1
まったくゼリーに♀がついてないので
足場の樹皮を持ち上げると既にこいつもご臨終・

♀比較のために標本としてでも置いておこうかと

思ったのだがすでに腐っており
持ち上げると粉々に砕けた

カップリングしていない大型の♂は
まだまだ元気だ
こうしてみるとアゴ先に行っても太いよなあ・

2006/4/6
3/11に割り出して1カップに3頭詰めていた
ものを確認 いくつか孵化していないものも
あったが順調なものは2齢になっている

しかしIXY・・ 成虫の静止状態の画像は
綺麗に撮れるが 幼虫は少しの動きで
ブレしていまいうまく撮れない
なんかシャッターの降りる速度がマクロ撮影に
すると遅い気がすんだけど・

ゴールデンウイークに一度確認したときは
撮影しておらず
2006/6/25にはすっかり3齢になっている→
3齢状態の♂が丸々太っていたので
次代もいけると思っていたが・・

2006/7/6

カップ底で溶けてしまっている個体が半数・・

温度も問題かもしれないが多分
これ→
マットが土化しているようになっている
単に土化ならネブトにも使えるだろうが
キノコバエのウジがわいて出来たカスである
この状態で放置していたのがいけないのだろう
2006/7/14
最後まで生存していた個体ナンバー6の♂死亡
暑さで・というのでなくおそらくもう寿命だろう


2006/7/29

生き残っていた半数の幼虫のうち
♀個体は蛹室を作っていたのだがこれが
ことごとく死亡・
マットは前回総とっかえしたので これは
暑さが原因か?

先に蛹化体制に入った♀は暑さで死亡? 生き残ったのは夏を過ぎても成長中だったオスの幼虫群だったのだが
羽化しても番わせる♀がいないことで マットの入れ替えところかカップの確認すらしてなかったところ
10月に入って棚を整理していると 蓋の下にキノコバエだらけになった カップが・・・・

案の定マットが 嫌に変質してしまっており 幼虫も死んでしまっていた・・
せめて8月終わりに蛹化していれば羽化できていたかもしれないが・・ 
結局 幼虫飼育から 羽化 採卵・幼虫飼育と1サイクルはまではいったが 次代を得る累代までは行っていない
変態画像は一応撮れたが飼育としては不満   ちょっと暑さに弱いのかな? 

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スペキオサスホソアカクワガタ飼育結果
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