ボロブドゥールギラファノコギリクワガタ飼育記

飼育前   2004時点での情報

名称 学名 Prosopocoilus giraffa borobudur プロソポコイルス ギラファ ボロブドゥール 
borobudur とはジャワ島の世界遺産のヒンズー教寺院遺跡のこと 「ボロブドウル」とも「ボロブド−ル」とも「ボロブドー」とも呼ばれる 産地からジャワギラファ、スマトラギラファとも呼ばれる

生態 大きさ 世界のクワガタムシ生態と飼育 では体長 ♂58.0-98.3  ♀41.0-49.8mm 分布については同書ではジャワ島、バリ島、スマトラ島南部?となっている  スマトラ南部が?となっているのは同時にssp borobudur に含まれるという検討がされてなかったのかどうかはしらない 単にまだスマトラ島から確実に本種が得られてなかったのかも?
世界のクワガタムシ大図鑑)でもスマトラ島南部?となっている
より新しいBE KUWA ノコギリクワガタ特集 ではスマトラ南部どころか島西部に広がる山地帯に産するものも本亜種となっている

特記事項

入荷状況 フローレス島のssp keisukei と一緒によく入荷するのは本亜種だが 昨年04からスマトラ島産も入荷始めた

飼育本から
webから
私が飼育するssp borobudur の飼育記などは見かけないが通常入荷する別の亜種と飼育方法は変わらないと思われる




2004 アリストさんの入荷で スマトラ産の入荷があった
ギラファはジャワ島、フローレス島はよく見かけるがスマトラ産とは珍しい・・ってことで
購入した 正直累代はまったくする気はなく 
ギラファの亜種でジャワ島産はまともに撮影してなかったので 画像に残す目的で購入した
届いたのは インドネシア スマトラ島 ジャンビー産 2004/4/17

う〜〜む 届いたのは4月なのに最初に 撮影したのは6月に入ってから・・
撮影目的に買ったのに・・
いつでも撮れると思っていると だらだら飼育するだけになってしまう・・

ちなみにワイルドなのですぐにセットはした



産卵セット

ケース ケイスケギラファと同じようにセットの底面や壁面に産むことは予想できるので
♂はカップにいれたまま飼育  
♀はプラケース小

材を1本完全に埋め込む

マット 小に微粒子マットを硬く底に敷くてから
また上にマットをかぶせて硬く詰める

ほか


♂はカップによる蒸れが原因か 撮影後 しばらくして2004/6/18に死亡

♀はそのあと2004/6/22に暑くなってきたな〜〜と確認したらこの通り←
産卵確認 以後1日おきに見ると卵が増えていたのだが
ケイスケギラファの時のように産みまくっても管理できないしな〜〜と割り出しを渋って
いたら 先に産みこまれていた卵が壁面に押し付けられてつぶされていくのを確認

どうも♀が底面を這いずる際に先に産んでいた卵を踏み潰していくようだ

以後7月に入って2齢?がそこに見え始めるがゼリーだけ追加するいい加減飼育・・
当時 屋内飼育も屋外飼育もゼリーに小さいアリが集りまくり、
室内でマットをぶちまけると部屋の中がアリまみれになるので辟易していた
で お盆休みに♀が死んだので あけてみたのだが何故か見えていた幼虫は1頭もいない・・ 何故?ってそりゃ♀に食われたんだろうね・・
とりあえず孵化待ちの卵を数個だけ取り出して割り出しを終える
だが・・割り出しの画像はどこにいった? このころに撮った画像が紛失・・
取り出した時 幼虫はおらず 卵ばかりで11個だけ回収できた  最初に卵を確認したものから全て生存していればかなりの数になった
はずだが・・まあ 巨大種は適当な数でないと場所もないしこれだけでいいか・・

以降年末までの撮影画像がすべて紛失・・ 得られた卵は食いカスのマットに入れて 430mlカップに入れて管理
強健種なので たぶん無事に孵化、成長するのである程度の成長まで放って置けるように大き目のカップにしたわけだが・・

10月に入り 2齢後期で3齢に加齢を待つ 丸々太った幼虫を確認し、1頭も死亡していないことに安堵

3齢に加齢してからが太らせ時なのでここで♂らしい?・・個体を大き目のタッパーウェアに入れ替える

そして二ヵ月後の新年 2005/1/3に確認
こんな感じで丸々太ってます・・

しかし大きいタッパーは置き場所にも困るので2つしかセットしていない

他は600ml広口瓶と横長のタッパーウェアとに分けて飼育している

とりあえずこのまま行くか・・・

ただマットは奈良オオクワセンターの スーパーカロリーマットに入れ替えておいた
2005/2にはいり ♀はすでに蛹化体制に
入る

他の個体を見るとすでに蛹化しているものも・

半年で蛹化・・♀ならこんなものかな?

しかし ←こんなのもある
なかなか生存数100%にならない
小さくてもいいなら普通の「発酵マット」を
使えばいいとは思うが・・

大型タッパーの幼虫は大きくはなっているが
フローレスのケイスケに比べて
幼虫の長さが少し短いような・・
ま 最大体長が違うからね・・
2005/3/27 ここから また苦難の日々・・
毎回の飼育でこうなる←のはいじりすぎかな?
蛹化後 別に蛹の形に異常はないのだが・・
別の♀は無事に羽化
しっかり翅も固まっていた

以前のssp keisukei では20℃程度で
格段に産卵数が落ちたのだが
変態にも20℃程度はやばいかもしれない
(22℃程度はあったが・・)

♂もそうだが♀の形もssp keisukei とは
違うな・・
 2005/5/7 更に苦難 

温度は常温で問題ないだろう・・
問題はマットが妙な色に変色していること・
劣化? 蛹室の周りは問題無かったので
蛹を取り出しておこうと思ったら・・・
←・・脱皮は仕切っているのに
足と翅が変な形にゆがんでる・・
タッパー大容器の期待の個体が・・

更に♀は順次羽化していく
ここで蛹化不全や羽化に至らないのは劣化マットに問題あるのかと思い まだ蛹化体制に入っていない個体を
飼育容器とマットを入れ替えた 暑くなってくることから蒸れやすいタッパーを避けて♀らしい個体は広口瓶600mlで
♂は大きいガラス瓶がないことからブロー容器を使用した
2005/6/12

前回確認時に蛹化体制に入っていたため容器の入れ替えをしなかった個体が気になり
暴くと羽化間近の状態
しかしここまで体が形成されると蛹の皮がシワシワになってくるものなんだが・・

いやな予感・・ また羽化不全か?

ちなみに上記にある歪な♂の蛹は取り出して人口蛹室に移したが 体が形作られたものの
羽化に至らず黒く腐って死亡した
05/06/30
無事に羽化
少し上翅にシワが生じたが・・

ここで600ml広口瓶 飼育なのだが
大きさで♀と思った個体だが
この大きさの瓶でも♂は羽化できるんだな・
大きな個体を望まないなら
600ml瓶でマット替えを2回ほど
するほうが場所取らなくていいかも?
以降 7月からオスの羽化が始まる しかし小ぶりが多い様子 やや不満足・・ 
タッパーで蛹室自体を割り出して 蛹で管理していた個体は無事に羽化

♀は蛹化不全はあったが♂はわずかなディンプルがでたものがあったものの
7月-8月という酷暑条件においても羽化できることはかなりありがたい

本種のいいところはやはり巨大種や格好のよさ以外に日本の暑さにも対応できるところにある
飼育記としては成熟を含めて更にカップリングさせて卵を得るところまで飼育を続けるべきだとは思うが
飼育の場所がないことからビッターズで処分した
♀は早々に後食を開始し(1ヶ月は経っていたが) ♂とのずれは2-3ヶ月に及ぶが割りと長命な種なので問題にはならないだろう
モイニエルハスタートはもっとずれる

ボロブデュールギラファノコギリクワガタ飼育結果